デュジャック04
今回はまずまずの状態でした。
後味にエグミが気になります。
○○○さんでワインをインポーターで比較して、状態と価格のどちらを取るか?ということを考えた結果、状態が完璧でなくとも好きな生産者が飲みたいという結論になり、ラルロ が結構あるのですが、こう、外れが多いと嫌になります。
状態と価格
で悩むのは、状態の良いものがそれほど突き抜けていないためではないかと思うのです。
しかし、フィネスの良さを再確認してからは、状態が最優先だと、思うようになってきました。
しかし、じゃあフィネスだけでいいかというと、ヴォルネイ のミタン(ラック・コーポレーション)が欲しかったりするわけで、ラックさんは悪くはないですが、多分先日の田中さんの手持ちワインには届かないわけで。あ、田中さんにお願いすればいいか。
ヴォルネイ
1.2010 Volnay 1er Clos des Chenes Domaine Bernard & Thierry Glantenay
2.2009 Volnay 1er Les Brouillards Domaine Bernard & Thierry Glantenay
3.2009 Volnay 1er Les Mitans Domaine de Montillle
4.2009 Volnay 1er Les Caillerets Domaine Lucien Boillot
5.2005 Volnay 1er Fremiet Domaine Marquis D'Angerville
ブラインドでティスティング。
先日、銀座のバーでヴォルネイはタンニンがきつくて硬いから嫌いだといったところ、隣にいた男性から軽蔑されてしまった。ヴォルネイは女性的だと。私は全くヴォルネイが女性をイメージさせなく、むしろ理知的で男性的だと思っていた。この会に来て、それはさらに強まった。ヴォルネイは理詰めの性格で曖昧なところが無い。そういうところがヴォルネイ的だと思う。またタンニンもはっきりと表れ、うまく作るか温かいヴィンテージで、滑らかになる。
そして、味の重心が高いところが特徴で、2のブルイヤールは、ポマールとの境界の一番下の標高の1級で、香りが標高の低いそれであるにもかかわらず、これも味の重心が高い。
3のミタンは2の横であるにもかかわらず、バランスが取れており、特級を思わせる。会の終わりに差し掛かり、除梗されていない個性が表れ、そこからはすごかった印象がある。が、女性の方の印象では最初のほうの香りがいいとのこと。
5については、ニュイ的なキャラクタで田中さんとワタナベさんはフィサン・コートドニュイヴィラージュ的だとのこと。5の良さについては悪くはないが、タンニンの個性、香りがつぶれていること、繊細さが欠如している印象。女性の方いわく、このデザインされた香りがいいとのこと。
1のクロデショーヌは香りと芯の強さが特徴的で、最も高貴さがある。
先日三鷹でティスティングし、昨日も飲んだフォンティーヌのブルゴーニュを思い出させる。ただ、墨の香りがあり、マイナス。いま非常に美しいものの、この先、美しく成長するようには思えない。
ヴォルネイの1erを堪能できとても楽しかったです。
フォンティーヌから始まり、ヴォルネイの良さを感じています
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後日補足
会にて、ダンシャルヴィーユは蔵がヴォルネイ にないから味が違うとのことでしたが、マルキ ダンシャルヴィーユは、インポーター資料ではヴォルネイ の人らしい。
なお、4はヴォルネイ の村長もやっており、バランスに気遣った味は、納得。
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三鷹のフィネス会以降に、別のacブルゴーニュ会にいきました。
その会では、フィネスはマルキのみでした。
1.2015 アリゴテ アラン ユドロ ノエラ
この生産者はアリゴテが嫌いなのか、アリゴテらしさを削った意欲作。
ブルゴーニュ好きか否かを見極めるリトマス紙。
3.2015 サンヴェラン ドメーヌ ポンセティ
ブルゴーニュワインから酸、芯を取り去った意欲作。これは、飲食店さんやソムリエさんに好評だったそうです。お店の方や、周りの方々も、良いとのこと。
1.3を褒めるなら、ブルゴーニュを飲まなくてもよいと思います。
4.2015 ブルゴーニュブラン ドメーヌ ラフォン
随分と、つまらないワインを作るようになったと思いました。
5.ブルゴーニュブラン フランソワミクルスキー
平野弥のものより、トップノーズに欠けます。
6.2014 パストゥーグラン マルキ ド ダンジャルビーユ
フィネス物
一連のものでは、一番気持ちいい。
好きではないが。
薬臭く、伸びやかさがない
8. 2014 ブルゴーニュ ピノ・ノワール ジャングリヴォ
芯、酸がない
2000円未満ならいいが、5800円で、これはない。ボッタクリ。
9.2013 ショレ レ ボーヌ ドロボー
甘い。芯がない。香りが単純で立たない。
10.2015 オート コート ニュイ レシュノー
最初いいと思ったが、最初だけ。買わない方がいい。
11. 2006 マコン ルフレーブ
甘く、ルフレーブを冠するワインではない。
なお、セラーが、ガラス張りなのがきになった。店が外光を遮断していればまだしも。
フランソワジェルべ
ジェルべの、ヴォーヌロマネ村名2004、ヴォーヌロマネ畑名付2013をそれぞれ3本づつ飲み、美味しくない、いけてないと結論づけました。07プティモンは、勘違いだったのかとも思いました。
13プティモンを開け、プティモンの素朴でありつつも、ヴォーヌロマネしている、ヴォーヌロマネとは、こうあって欲しいスタイルを具現したありように、素朴ならしたのクラスでも同じことができるということができない、ブルゴーニュの不思議に触れました。
今日は、麻婆豆腐とお吸い物を作ってもらいました。当然ながら、肉魚卵は含まれておりません。
そこにミル挽きの山椒をかけ、ヴォーヌロマネプティモンといただいたのですが、その合うことといったら。
地下セラー
ヒロヤさんにてフィネスさんのブルゴーニュ試飲会に行ってまいりました。
ワインはブラインドでだしていただき、好きなことを言っておりました。
ワインはピノノワールのみです。殆どACブルゴーニュで例外的なものは記載しました。
以下のコメントは、ブラインド中に残したメモを書いています。
1.リスト外・・・2016年のもので、悪くないのですが、特によくもなく。
以下、すべて2015年
2.◎フォンティーヌ・ガニャール(葡萄はシャサーニュとヴォルネイから)
スケールが小さく、口に入ると中心に収縮し、そのまま消えていく。
淡い味わいで、フェミニン※。
※フェミニン=女性的という表現は人によって全く違うものを指すことがあります。
ここでいっているフェミニンというのは、可憐で弱く清楚で清潔のイメージです。
ポマールをフェミニンというとき、このイメージではないですよね。
3.マルキ・ダンジェルヴィル
タニック、水平的な広がり、大きい、タンニンがゴワゴワしていて、舌に残る。茎は感じない。
4.◎二コラルジェ(オートコートドニュイ)
密度があり、バランスがよい。アフターは柔らかく、タンニンが意外にある。
硬く、強い。他より数年もちそう。好みではないが、いいと思う。
5.エマニュエルルジェ
中心が無く、スカスカ。不愉快なフレーバがある。
6.ブリューノ・デソネイ・ビセイ
上位のワインにある、汗の香り、良く言えば、ムスクの香りがある。その点は他のワインと比べて、面白い。
ただ、味と味の間に隙があり、詰まっていない。ざっくりした造り。
トラペ?
フィネスさんのワインに良く感じる、高音域の香りの高さを感じる。
素晴らしいが、好みではない。
7.トラペ・ペール・エ・フィス(マルサネ・フィサン)
4(エマニュエルルジェ)と似ている。
硫黄臭が強い。ビオ的。
8.◎ジュヴレシャンベルタン(村名)・デュガ
梅の香りが支配的。強く、しなやか。梗を感じる。中心の軸がある。
9.ルシアン・ボワイヨ
タニック、詰まっている。重く、重低音。硬い。
あまり見るべきところが無い。
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総論
状態が非常によく、繊細でした。これは赤字ですね・・・
どれが買いたいかと言われると、2フォンティーヌか8デュガですが、
8デュガは、遊びで入れられており、高いので比較になりません。
なので、2フォンティーヌが一番いいと思います。
フォンティーヌは、スケール感や芯の強さや高級感のあるワインではないのですが、
ブルゴーニュに求めているものが集約しているように感じました。
またフィネスさんは状態がいいですね。最高です。
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フィネスの方から、地下セラーのあるショップで購入したほうがいい、と教えていただきました。これは何故か教えていただいていないので、理由が分かりません。
ただ、これは経験的に納得がいくもので、理由が気になっています。
・温度の変化、暗さ
というのが通常のよくある理由だと思います。
しかし、それも地上でもがんばればなんとかなりますよね。
その程度であれば、地下セラーにこだわる必要はないです。それ以外にあるのではないかと思うのです。
・太陽からの電磁波
これが地上のセラーとの違いではないでしょうか?
電磁波は可視光線が明るさとして見られますが、不可視のものもあふれています。
太陽は非常に強い電磁波を放っております。太陽の電磁波で生物は寿命を縮めているそうです。また太陽風の影響で電子機器が壊れることもあります。
地下は周囲が水分を含んだ環境に守られています。
水分を含んだ土(周囲)、水分を含んだコンクリート(壁)。
つまり、家のワインも太陽から守る必要があるのでは!と思いました。
今まで約10数年地上にありましたが、今度地下のコンクリートに囲まれたところに引っ越ししようと決意しました。
ドーヴィサ フォレ 2005
最も信頼するお店で買って、数年寝かせておきました。
シャブリは酸が強いので夏のイメージがあるのですが、ボディというか、ミネラル感が強く、どうしても重たい味に仕上がります。この重さは、夏の暑さとは相反し、夏に飲むことをおすすめできません。
そして、ドーヴィサともいえば、ミネラルは強い部類に入り、しかも、西側のプルミエクリュなので、ドーヴィサの中でも強い部類となります。2005というと日が当たり、完熟したヴィンテージでして、酸があまり高くない印象ですが、これもそのイメージ通りです。
想定通りの味わいで、特にコメントはありません。
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ワインとは関係ありませんが、父が胃がんになり、胃をどれだけ切除するか、家族会議が開かれ、姉が大学病院に勤務していた時の先生に相談したら、その先生と今の主治医が同期でスピーディにいろいろ決まりました。
今後の自分の時のシュミレーションにもなりました。
手術するくらいなら死にたい、死ねる機会があれば、逃さずぽっくり行きたいと思っているのですが、家族(妻)からすると私が死ぬと年金が減り、生活が困難になるので勝手に死なないでくれということになりそうです。
シルヴァン・パタイユ マルサネ・ロゼ・フルール・ドゥ・ピノ2015
マルサネはジュヴレの影を引きずって歪んだ味になり下がる傾向があり、避けています。ブルゴーニュで微妙と思うのは、有名な村の植民地的な村でして、ほかには、
ピュリニーの隣のサント―バン、
ピュリニーの隣のシャサーニュ、
シャサーニュの隣のサント―バン
サント―バンの隣のマランジュ・・・
話は戻り、このマルサネですが、いい意味で、ジュブレのよく言われる印象の影を引きずっておらず、いいと思います。ロゼなので、さらっとしているかと思いきや、とてもアルコールが強く、とても13度とは思えません。14度くらいあるのではないでしょうか。
最初はアルコールの強さが目立ち美味しくありませんでしたが、一晩たつとアルコールが飛んでか、本来のふくよかさが邪魔されず表現され、力強く良いです。香りはやや乏しいですが、味わうためのお酒としては面白いです。
フランソワ・ジェルベ 2012プティモン
微妙であったジェルベのヴォーヌ・ロマネから、12年のプティモンを抜栓。
比較すると、ヴォーヌロマネとは、上に載った香りが異なる。これが欲しくて、プティモンである。また、プティモンのほうがタンニンの滑らかさもいい。ここは抽出量など、ドメーヌのこだわりの差であるように思う。
ジェルベにおいては、ヴォーヌロマネやオーレアを飲んでも微妙であった。2本目のプティモンはビンテージが違えど、さすがであった。
フランソワ・ジェルベ
2004 ヴォーヌ・ロマネ ドメーヌ フランソワ ジェルベ
07プティモンは素晴らしく、13オーレアは微妙でした。
先日平野弥さんでゲルべ14プティモンをケースで買った人が追られて、飲んでみたくなったので、04ヴォーヌロマネを開けてみました。ヴォーヌロマネは、オーレアの近くだそうです。
内容ですが、色合いはオレンジ色になっています。そして04年由来の青さが前面にでます。ここのところ、リリースから時間がたって青さが飛んで丁度いいボトルばかりばかりでしたが、これは久しぶりにガツンと来る青さで、リリース直後の青さを思い出させました。青い上に、苦みが感じられます。苦みは細かい澱由来なのかもしれません。甘さはなく、非常にドライで、残念ながら余韻はあまりありません。
まだほかに開けているボトルもあるため、小瓶2本(計400cc)に移し、ボトル下部を飲んでいたためかもしれないのですが、移している時も少し澱が見えたような気がしています。
澱を沈ませ(非常に細かいので、3カ月~半年くらい)、
青さが飛んだら(3年後?)
いいかもしれません。残りは当面放置です。
非常にドライで、結構熟成は進んでいるので、何が正解かは分かりません。