ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

心変わりしました

テロワールを調べると、大体、「土壌、天候、微気候からなる土地固有の特徴」のような説明がされているかと思います。(検索したわけではないので、正確ではありません)
ワインを理解するために、アトラスなどではそれら要素ごとに分析しています。


このような還元的な手法は、一応の説明ができるものの、その精妙さなど、一番大事なテーマを説明することができないという課題が残ります。この手法は科学的で、箔をつけることができる、なんだか分かった気がする、など効用はありますが、肝心な前述の点は説明することができないと思うと、このアプローチは面白くないという結論に至りました。

テロワールというものがあるのならば(あるのですが)、
テロワールを分解することができない。分解できないため、
テロワールとしか表現できなかったというところが本質ではないかと
思うのです。

※ 堀さんは、テロワールはフランスがワイン新興国と
  差別化することを目的であげたコンセプトと解釈しています。
  それを承知で書いているので、コメント不要です。


それでも、テロワールを分析したい方は、例えばシャンベルタンなど、
地層の違いごとに葡萄をとってワインを造り、その違いを分析しないと
本当に、どの土壌がどのような味になるか、もっと言うなら、
ヴィンテージ、醸造方法や瓶内熟成によっても違うので、頑張って
現地に行って研究する必要があると思います。楽しそうですね。



自分は、そのようなことをする意味はないと思っているのでやりません。
では何ができるかというと、ワインに関する性格付けじゃないかと今は暫定的に結論としています。


※ そのため、土壌構成がどうとかコメントを頂いても興味が
  ないので、興味のある方で議論していてください。