ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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本質は遠い。 カミュシャンベルタン 1988

1988 シャンベルタン カミュ ペール エ フィス

8/4に抜栓したマグナムを半分残してあり、本日その半分を飲みました。
抜栓から半月です。

今回は、ロブマイヤーⅢとリーデルソムリエシリーズで頂きました。

前回は、ピークアウトしていると感じていましたが、
今回のものは全くピークアウトしていませんでした。
前回は、飲み方が悪かったと反省しております。

前回は、
①フルボトルに半分取り分ける
②マグナムに残ったワインを飲む
という行為をしていました。
また、マグナムはセラーに寝かせて約3ヶ月が経過しているものでしたが、そのようなボトルを、立てて置き、サービスしていたため、それもよくない要因でした。つまり、あのときに感じたピークアウトは、澱が待っている状態が原因であり、本日は、ちゃんとパニエに入れ、丁寧に飲み、澱をいれることなくサービスできました。


さて、この二つのグラスの違いですが、2つの段階があります。
まず栓を抜き夏の夜の常温においてから30分程度の状態では、
リーデルソムリエシリーズが、香りのオーケストラであるのに対し、
ロブマイヤーが笛のソロのようです。
香りをかぐ行為ではなく、口に含むときが圧巻です。
ロブマイヤーが鼻と口で味わっているのに対し、ソムリエシリーズは、目と鼻と口の3点で味わっているのです。今日、香りが目からも入ることを感じました。ロブマイヤーを1点とするなら、ソムリエシリーズは20点です。
また若々しさは、ソムリエシリーズが88年相応の古さであるのに対して、ロブマイヤは、10年ほど年をとった印象を受けます。
※ソムリエシリーズは大きいため、多めに注いでいるのも影響していたかもしれません。これは今後確認していきたいです。


次に、1時間半ほど経過してからですが、ワインの温度が上がり、印象が全く変わりました。ロブマイヤーが麝香やストロベリーやオレンジピールの香り現れ、当初の若干不愉快な香りも飛び、もはやエロの塊になっているのに対し、ソムリエシリーズは、いまだ若々しさを保くロブマイヤーの要素に果実を残し、まさにシャンベルタン、というストレートで王道な香りを放っています。この状態ではどちらも甲乙つけがたいです。エロもいいし、王道もいいし、といった感じです。





本日、大変、反省しました。
いままで、リーデルソムリエシリーズの味わいを知らずに、何を語ってきたのだろう、ワインの何を知った気になっていたのだろうと。
ロブマイヤーだけでは、その半分しか分かることができなく、もう半分は、リーデルソムリエシリーズでないと表現できない世界があるのではないか、そう感じました。(あまりの感動に表現がオーバーになっています。ご了承ください。)


この二つをもって、(あとアンピトを加えてもいいかもしれません)ワインを確かめることを考えると、当面、自宅で飲む必要があると痛感させられました。



なお、先日のんだラマルシュの荒れた感じ、ピークアウトと感じたのも、澱の影響でしょう。惜しいことをしました。


もう一度、一から出直しです。