ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ヴィンテージ2002年、そしてマルティンノブレ

G.ノブレ82ヴォーヌロマネは、ヴォーヌの各グランクリュを巡ったように現れるそれぞれの味わいを有していた。それらは一度に現れるのではなく、時間を置いて現れたことが、印象的である。一本で4度美味しいとは恐れ入りました。

そんな味わいを求めて、親類のマルティンノブレのヴォーヌロマネを買ってみました。しかし親類と入っても、マルティンは、ノブレ家からお嫁さんをもらったひとであるのが微妙で、マルティン自体は、DRC醸造長ノブレさんとは血縁関係はありません。

ワインは、ぶ厚いタンニン、ミネラル、痛いほどの酸に覆われ、青さ、若干の水っぽさ、苦味があり、その一方で果実味は細く、華やかな花の香りもあまりなく、その上、アフターが短く、複雑性も低く、構造も単調で、現時点では美味しいものではありません。


多分、閉じているのでしょう。02は難しいですね。
小川さんの見解では、最初からひらっきっぱなしのものと、ずっと閉じたままのものに分かれるそうです。9月の収穫直前の雨がよくなかったのでしょうか。良かった生産者は、我慢して、耐え忍び、完熟させることができたのでしょうか。事実は良く分かりません。


そして2日目にはそれなりに開いてくれました。
これから考えると、この手の02については、あと何年かしたら、勘では、5年後(2017年)くらいに、開いてくれるのではないかと思います。



とはいえ、開いたとしても、G.ノブレの多彩さは発揮できないと思います。やはり、血のつながりもないマルティンに、いい畑をあげるわけがないですね。

平凡なワインです。