2012年印象に残ったワイン(1)
1988年 クロサンドニ デュジャック
今年の新年会のワイン。
今年の中で最も官能的で人の心を惑わす逸品。
このワインはLa Tour d'Argentで購入。さすがはトゥールダルジャンでコンディションばっちりでした。保管や輸送が良かったのでしょう。桜のように淡く、切なく官能的でした。
デュジャックはそのあと、97クロサンドニや97クロドラロシュや04コンボットを頂きましたが、熟成がされていないようで、あの淡い官能的な味わいになっていませんでした。97であればあと10年は待ちたいです。
1997年 シャサーニュ・モンラッシェ レ・ショメー ラモネ
1997年 シャサーニュ・モンラッシェ ルショット ラモネ
知性的で見事に要素を揃えているルショットとは対極的に、ショーメは羽のように軽く透明感がありアタックからアフターにかけてやわらかさと静寂があり、柔らかい猫の毛に触れているよう。
コートドールの白のグランクリュやピュリニーにはないこの方向性は、大変分かりにくいですが、注目すべきキャラクターです。他のヴィンテージは飲んだことがないので、このヴィンテージのみか、ほかも同じようなのか、今後確認していきたいです。
続く