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   繊細なジュヴレか、82グランドリュ、もう一回飲ませて!

1990ジュヴレシャンベルタンv.v セラファン

ワインの状態は良好。
ヨード、チョコレート、ラズベリー、花。
特にヨードは、単なる磯の香ではなく、乾燥されていない生の野生のポルチーニ茸やジロールに感じる生々しいヨード。

果実味が主張せず、タンニンが支配的でありつつも北の地らしい薄さゆえにあっさりしており、淡さがワイン全体を覆っている。ただそれだけではなく、そこに先ほどのヨードが低音で響き、高音では花の香りがまもなく開かれることを予感させ、とても厳粛で厳かな佇まいであるが、そのアフターにあるかすかな甘みが厳しさから緩みへと転調させ、飲むものを緊張から開放する。単純に果実で押すわけでもなく、スケール感で押すわけでもなく、個性で押すわけでもなく、ジュヴレらしさを淡々と表現した渋い作りである。

この一連のながれは、ジュヴレのグランクリュで言えば、ベーズを思わせる。ではベーズそのものかというとスケール感や世界観やメッセージに大きな隔たりがあり、やはり村名のポテンシャルである。

またこのワインはとても若々しく、まだ、5年程度たったワインのようで飲み頃は当分先であり、20年の時間を感じさせない。できれば、あと20年寝かせたい一本です。

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一日後、鉄っぽさを増していた。
ジュヴレの鉄っぽさは、果実の弱さから目立つのかもしれないと感じた。

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