ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

大進化と小進化

進化論で、大進化と小進化というカテゴリがあるようです。(厳密な言葉ではないかもしれませんが、進化論のブログでもないので、適当に行きます。)
大進化は、恐竜から鳥類に進化するような進化であり、小進化はDNAによるショウジョウバエのバリエーションに代表される事例です。従来、小進化の積み重ねで大進化が起きてきたと考えられていましたが、それでは大進化が起きないそうです。

ワインに関しても大進化と小進化があるように思います。
大進化に分類されるのは依然述べたStep1〜4の変化。
小進化は、地勢や天候や生産者の小さな工夫です。
小さな工夫の例としては、遅積み⇔早積み、樽⇔ステンレス、補酸・補糖、新樽⇔古樽などなど。

小進化の特徴は、大進化のステップに関係なく行うことが出来るものが多いです。(例外も多々あります。)

小進化の分類に属するものを分類し整理することは面白いですが、小さい話でもあります。やりすぎると前述した「ちはやふる」の競技かるた状態におちいります。

ただその中でもグランクリュは様々な本質をあらわすのでやはり着目すべきであり、1966ロマネコンティで感じた「村名格の品質を澱に落とし、本体を純化するスタイル」にはより深く鑑賞する必要があり、それは小進化の分類を還元的に検討する行為ではないと考えています。