ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

シャンボールシーズン3

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 2000 シャンボール・ミュジニー 1er レザムルーズ ジョルジュ・ルーミエ
香りフワッと、中はしっとり。まだ熟成する。

2000 リショットシャンベルタン ジョルジュ・ルーミエ
むき出しの香木。その個性は、ある意味ブルゴーニュを代表していると思っている。

1999 シャンボール・ミュジニー ジョルジュ・ルーミエ
黒い。まだ飲み頃ではない。芯はある。ガッツは少しない。

1995 コルトン・シャルルマーニュ ジョルジュ・ルーミエ
若干熟成前酸化。締まった中身。ゴボウ。完熟。不評であったがCC&95らしい。
ラドワ側に行けばフワッとするが、CCは大概こんなもの。CCはファンタジーではなく、20時間勤務のアルバイターである。優美な人たちに囲まれた苦労人。

 

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1995 ムルソー デジレ コント・ラフォン(1)
1995 ムルソー デジレ コント・ラフォン(2)

ちょっと遅刻してきたのですが、(1)がコンディション不良ということで、もう一本。
(1)はわらっぽいニアンスはあるものの、正常。一方(2)は更にクリーン。
ということで、若干のボトル差はあるつつも、どちらもOK。

絞られたボディ(果実味豊かではない)、ミネラル(石灰とちょっと塩っぽい)、レモン、鉄を感じる酸。


下記がデジレ情報。

”ドメーヌ・コント・ラフォンは、レ・プリュール内に所有するリューディを独自にデジレと名付けた。しばらくは、デジレ名で一級扱いを受けるも、ある時、当局が「公式名のプリュールかサントノを使用して1級に留まるか、デジレを名乗って村名ACに落ちるか」の選択を迫る。ラフォンは後者を選択した”
(「ブルゴーニュワイン大全」より)

つまり、赤を作れば、ヴォルネイのプルミエ、白を作れば、ムルソープルミエを名乗れる。バールとデジレは同じくエレガントではないが、デジレのほうが、抜けが良く、優れている。

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レザムルーズは偉大なワインである。
普通のグランクリュの基準ではなく、レザムルーズのための特殊な基準が準備されている。それを理解しないといけない。レザムルーズの黒い側面や粘性は、未来に昇華するのではないかと思っている。
レザは粘土質の土壌は避けたほうがいいのか、レザムルーズのピークとはどこなのか、分からないことが自分には多数ある。