ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ヴォーヌロマネいろいろ

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1.vosne-romanee 1er "Les Suchots"2010 ヴォーヌロマネ1erレスショ
  フランソワ・ラマルシュ
香り:泥臭く、ワキ、総じてアーシーであり、スパイシー、コーヒー、青臭い。(そして「コーヒー」の樽香が鼻につく。)
味わい:フワッとした味わいの広がりがあり、キメは比較的細かい。酸もそこそこある。

2.Echezeaux Grand Cru 2010 エシェゾー2010
  J.カシュー・エ・フィス
香り:ミント、スパイシー、青臭い。
味わい:中心に集中した味わいで、スケール感、ボリュームはない。
保有するエシェゾーのリューディは次の通り。
①Orveaux 0.16 ha(15%)
②Quartiers de Nuits 0.51 ha(48%)
③Les Cruots 0.17 ha(16%)
④Champs Traversins 0.23 ha(21%)
3.Vosne-Romanee "Les Genaivrieres"2010
  J.カシュー・エ・フィス
香り:スイカと薄いレッドベリーの香り。
味わい:味わいは後方に流れ、実体感がなく、石灰質で果実が弱い。フラット。
どことなくよさげなワインであるが、その裏にアーシーさを感じてしまい、エレガントになり切れない。
4.Vosne-Romanee 1er "LesMalconsorts"2011ヴォーヌロマネ1erレ・マルコンソール
  フランソワ・ラマルシュ
香り:強くスパイシーで、赤黒ベリーと蝋、アーシー。
味わい:重さ・ストラクチャがあり、タニックで、果実がある。やや青い。余韻はまあまあ。
5.Romanee-Saint-Vivant 2009 ロマネサンヴィヴァン2009
  アラン・ユドロ・ノエラ
香り:若干熟成が入りつつも、香りは凝縮感と厚みがあり、スパイス、黒ベリー。三年番茶。
味わい:スケールは大きく、重さがあり、香りは高く、ふくよかで、タンニンも気持ちがいい。
場所はRSVの北側よりで、ルロワ→J.コンフェロン→ノエラ→DRCとなる。

 

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感想:
・スショは相変わらず中庸で平凡で面白くない。
・エシェゾーは区画を特定できないため、あまり経験にならない。
・村名は以前飲んだ90年代のルロワものとの比較になり面白かった。ルロワのものは無理をして特級を目指した感じがあったが、こちらはさらっと作っていた。この区画(Les Genaivrieres)はさらっとなる土壌なのだろうか?傾斜は緩やかのように見える。
・マルコンソールは年にしてはやや重たい印象。NSGの個性に引っ張られているのか、そういう作りなのか?ちょっと興味がある。
・アランユドロノエラは、07の1erで薄かった印象があるが、今回は重い印象であった。
このRSVは熟成感と凝縮感が気になる。ルロワやDRCにこのもっさり感はない。なおDRCはRSV下部の斜面をRSVに加えないらしい。そう思うと、このもっさり感は、下部の堆積土壌のニアンスかもしれない。このもっさり感はRSVではない。