ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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桜桃

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2010 シャトー・ド・ショレ ブルゴーニュ

ショレの村名にもカウントされない、ショレの村にある区画。

ラベル上にも描かれている立派なお城が建つシャトー・ド・ショレ周辺の石垣に囲われた2haの区画。1930年と1950年植樹の古樹で10%が新樽にて熟成される100%ショレ・レ・ボーヌ村産のACブルゴーニュ。

スケールはなく、タンニンは大人しく、果実は優しく、酸は美しく、度数は低く粘度が低い。サクランボ。赤ワインを白ワインのように作ったようである。他と比べると、濃縮感がなく、ワイン単体で飲むのに適している。

ここのショレの土壌はサヴィニーのBouillandの谷から下った扇状地に広がっており、押し流された粘土質石灰岩の堆積物、砂礫とジュラ紀石灰質泥灰土から表土はなる。ショレは平らであることから重そうな土に思えるが、そうではないようである。シャトー・ド・ショレ ブルゴーニュも軽く、エレガントである。平らな土地であっても、土壌構成によっては軽く美しい。むしろ平地の穏やかさがあり、安心できる。