ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

2012 シャンボール・ミュジニー フィリップパカレ

f:id:machiya11:20141212221051j:plain

2012 シャンボール・ミュジニー フィリップパカレ

大きさは通常のシャンボールであったが、純度・透明さが村名にない(かといってプルミエにもない)、ルロワクラスの生産者にある透明感があった。ピーク時はみじかいものの、そのときの香りには華やかさもルロワのそれを思い出させる。そのハイトーンな香りと酸の後に、黒いボディがある。この一年で、もっとも荘厳な印象であった。

 

 

80%“Les Combottes”、20%“Derriere le Four”平均樹齢:50年。

 

現時点では、二つの味が混在している。
時間とともにグリアンシエールに近い香りが表れる。そのあたりは%がきいているようである。ケチをつけるなら、味わいと味わいの間に隙があり、テクスチャと連続性が良くない。

素晴らしい。

 

なお、この前飲んだ10年のジュヴレには不衛生な香りがあった。こちらにはない。パカレは繊細と言われるのでたぶん店舗の管理が不十分であったと思われる。確かに、これほど繊細なワインは記憶にない。シャンボールであるが故に強靭であるが、ガラス細工のようである。