ブルゴーニュワインの感想

     所詮感想です。

ロベール・シルグ

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ロベール・シルグ、12名で12本(1本参加者の方から)で本数も多いので、グラスが出ないだろうと思って持参したのですが、12客グラスをご準備いただけました。びっくりです。ありがとうございます。楽しかったです。

以下、少々言いたい放題で、書いてしまいましたが、楽しかったのは本当です。

 

2012 ブルゴーニュ ピノノワール

色調はしっかりしているものの、ロゼのような希薄な中身。透明感はあるが、それが薄めた結果透明であるというのは、いかに薄いものがいいとはいっても、中身をなくしてはいけない。どれだけ収量をあげたのか、恐ろしい。

ワイン自体は気軽に飲むのには適した軽さ。個人的には好きだけれど、値段を見たらいりません。

2012 ラドワ・ブイッソン

エアリーなフレーバ。手触りがよく気品がある敷物のようなテクスチャ。ベルベット。透明感もある。ただ、30分ほどで落ち、少々落ちるのが早すぎる。また酸が低くまったり感があり、ラドワの砂地のさらっとしたイメージと異なる。

とはいえ、なかなか、面白いワイン。
もう、ラドワが飲みたいと思わせた。
2012、2011、2010 シャンボール・ミュジニー レ・モンピエ

ここまでの薄い路線をそのままに、シャンボールも薄い。
2012は若いビンテージ故に果実があり派手で、2011は案の定果実が締まっており、派手さはない。

このビンテージだけでなく10,09も含めて感じたのは、えぐさや雑味、カテキンを削っており、また酸味も削ったような感じを受ける。除梗し、軽く低温浸漬したように感じられる。一般的には飲みやすいのだろうが、とんがっていないし、シャンボールに期待する要素を削っている。この区画は低地であるが故にもっとどんくさくてもいいのではないかと思うが、売るためには、削って仕立て上げる必要があるのだろうかと察した。

2009 シャンボール・ミュジニー レ・モンピエ

中~重症のブレッド。ブレッドの見本ともいえる。どこかのボルドーのようでもある。樽でこのブレッドになっていたのであれば、生産者としては微妙。儲かればいいと考えているのではないか。

2008 シャンボール・ミュジニー レ・モンピエ

やっとシャンボールらしいくっきりとした輪郭と、ミネラルと、酸を持つワインが出てきた。(ある意味、ヴィンテージの個性ともいえる。)ただ、落ちるのは早い。30分程度。

2004 シャンボール・ミュジニー レ・モンピエ

このビンテージでは先代が作っていた。
主催者の方の事前のアナウンスどおり、地味なつくりで可もなく、不可もなく。
それほどよくないが、普通のワイン。派手さは全くない。
だけれど、まあ、これでいいのではないかと思う。

2008 ヴォーヌロマネ

神経質なヴォーヌロマネ。フランジェ村で作ったのかと問いたくなる。
ゆったり感が全くなく、ヴォーヌ村を期待してのむといけない。
さきほどのシャンボールでは酸が削られた感じがしたのに対して、こちらは、ゆったり感が欠如している。ヴィンテージか?本当にフラジェなのか?

2008 ヴォーヌロマネ プティモン 1級

香りが立たない。神経質。正直、そのあとのワインのインパクトに記憶がない。

2008 グランエシェゾー

これまで薄い路線で来ていたのに、いきなりここで、濃さと果実感が2倍になる。(濃縮還元したのだろうか?)いったい、この生産者は、これまでのスタイルのワインを創りたかったのか、疑問が生まれる。ビジネスで、トップキュベを濃くして評論家に看板を誉めたててもらい、その他のキュベで儲けることを計算されているのではないか。

また、どうも、ジャイエ的なニアンスがあり、果実を盛って、タンニンと酸を削りました的な、人工的な味わいがする。

そしてワインに躍動感がなく、フラットで硬直している。これは、他のキュベに関しても同様である。

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結言

総じて、普段ワインをあまりお飲みにならない方に気にっていただくよう作られたキャラクターワインである。

問題なのは、液体に躍動感やエネルギー感がなく、冷たい感じがする。これは、葡萄の質が悪いのではないだろうか。畑仕事をしない、農薬を一杯まくなど。それを、醸造でごまかしているように感じる。(推測)

また、シャンボールがシャンボールらしくなく、ヴォーヌがヴォーヌらしくなく、ラドワもラドワらしくないと感じる点も良くない。(他の方も言われていました。)