ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ラルロ 2011 ヴォーヌロマネvv

2011 ヴォーヌロマネ・ヴィラージュ ドメーヌ・ド・ラルロ

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   表         裏

ラルロのラベルは珍しい。また裏ラベルも表に合わせてデザインされています。
シックなラベルとラルロの個性がマッチしていていい。

さて、ラルロのプティラルロにて、2001ロマネサンヴィヴァンの面影をうつしたことで始まったラルロシリーズで、これまでニュイサンジョルジュ、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュを見てまいりましたが、サンヴィヴァンを思い出させたのは12プティラルロのみでした。サンヴィヴァンに近いのはヴォーヌロマネ・スショですので、スショに行くべきなのですが、美味しかったらめっけもの、ということで、スショ格落ちの本ワイン・ヴォーヌロマネ ヴィラージュを抜栓しました。

タンニンの粒は小さいが熟しておらず、グレープフルーツのような苦味を感じさせる。酸もグレープフルーツのように、鋭く刺さる。また緑茶のようなカテキンがあり青さを感じる。

そこにはヴォーヌロマネに期待する余裕・ゆったりさ・香りの華やかさはない。味わいのより戻しもない。厳しいアタックはあるのだが、その後が先細りしている。標高が高く、積算温度が低い場合に良く感じる味わいである。この年は、スショを作るのも苦労したことが伺える。その結果、このような格落ちを作らないといけなかったと感じさせる。

しかしながら高い酸があることが救いで、もしかすると、7,8年後に一化けするかもしれない。