ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

Pierre Amiot 1997

1997 ブルゴーニュ ドメーヌ・ピエール・アミオ

 

シャンボールに面したモレ村の区画。グランクリュ街道の下の平地Les Poisot。調べてみてもリューディの場所は分からず。

 

塩素が香るブショネ、キャップシールを開けた段階でその香りがあり、ワインからは時間とともに強まっていくものの、3時間ほどで消える。また刺す苦味があったもののそれも3時間ほどできえる。ブショネか?違うと思われる。

 

エッジはまだ褐色になっておらず、若さがある。

強い酒質、ドライさ(残糖感がない)、硬いタンニンがある。黒果実が幅をきかせている。97の果実主体であるスタイルを考慮すると、この粘土が多い場所でこの程度の果実の主張は評価に値する。タンニンの粒の粗さ、テクスチャーのざらつきは、区画由来であろう。また味わいのフラットさも区画由来であろう。

余韻に雑味やえぐみや腐敗が残り、爽快感がない。もし酸が十分高ければ、その欠点は覆い隠されるのであろう。その原因が平地であることに由来しているのか、栽培に由来しているのか、醸造に由来しているのか、ヴィンテージキャラクターなのか、熟成による酸の衰退のか断言できないものの、「97の熱い年」「平地」「今より農薬が多かった」「他の生産者の醸造スタイルの影響」に由来していると思われる。

とはいえ、この地味さと強さはピエールアミオらしい。

 

リピートするか?

酸が低いというのは、好まない。
酸がある内に飲んでおいた方が好みである。