ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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グラス

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2015年3月初めにバカラのオノロジー・グランブランを割ってしまった。

あの後、検討した結果、それを買わず、バカラの写真の向かって左側のグラスを買った。良いにはよいのだが、グラス底部から口までの上背がないため、香りを多層的に保持することができない。使ったことがないものを使ってみたかったのだが、その後に、グランブランを購入しようとしたら、売り切れとなっていた。

使い道がなかったため、コーヒーを飲んでみた(写真)。
それが案外によい。

考えてみれば、どちらも香りと味わいを楽しむものであり、ワインに適しているなら、コーヒーにも適しているというものである。

自分は、ワインを飲む容器の形状はすぼまったほうがいいと考えている。そういう考えの方は、コーヒーや紅茶でもすぼまった形状の容器で飲むほうが一貫している。

写真にはないが、アンピトのタステールでもコーヒーを試してみた。タステールでは、味が上滑りし、香りを広げることができず内実にとどこない。アンピトは、材質がよろしくない。タステールはソーダガラスを使っているのではないかと思う。アンピトのグラスⅢはもう少しまともで、鉛の含有量が高いと思われる。しかしながら、ダメである。

 

なお、ワインセミナーで田中さんが湯呑というか、スープのような器で、ティスティングさせて頂けた。興味深いとは思ったのものの、いつも使っているグラスと大きく方向がことなっているため、いいのか、悪いのか全く判断ができなかった。

もし、お茶のような容器の形状を、そして材質をお茶にとって最適であると思うのであれば、やはりワインにおいても最適といえる。故に、ワインでも広がった容器が好ましいのだと思う。ただ、自分は異なる。

自分は香りは閉じ込めたほうがいいし、陶器の温かさより、ガラスの冷たさがいいと感じる。ガラスでもバカラはそこに柔らかさを兼ね備えいいと感じる。

 

そうこうして、代用として、2か月の間ロブマイヤーバレリーナⅤが活躍していた。ただ、バレリーナは重さも軽いが、味わい・香りも軽い。いいのだが、ワインをずっしり受け止めることが苦手でかわし向き合っていないように感じる。グランブランを買いたいが、それがいいのか・・・、検討し他を探した。

田崎真也 若いブランデー12オンスという、ちょうど、グランブランに近い形状と容量のものがあり、材質を確認した。(サイトには材質が書かれていなかったため、問い合わせてみた)

 

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(お問い合わせ商品) 田崎真也 若いブランデー12オンス 360cc(tsk.wakabrdy12)
                 ( http://item.rakuten.co.jp/utsuwasalan/10008270/ )
(お問い合わせ内容)
 グラスの材質、口周りのガラスの厚さ、生産国をお教えください。
また実物を、実店舗でみることはできますでしょうか
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その結果、次のような回答を戴いた。

お尋ねの件でございますがグラスの材質はセミクリスタルです。口周りの厚さは約1.1~1.2mm、

生産国は日本の木村硝子店製です。

セミクリスタルとは、原材料(鉛含有率10%前後)で、ソーダグラスより高級品だが、クリスタルより安価品であるポジションである。日本のガラス製品は形状だけ高級品を模倣したものであると認識していたが、これもそうだった。

 

そうこうして、バカラのグランブランはこのままいくと本当に購入できなくなるため、やはり購入することにし、購入することができた。約3か月ぶりに使ってみると、口径が数ミリ大きい気がして、気になる。もう一脚買ってみるべきなのかチャンスがあればトライしてみたい。