ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

帰省中 ジャン・ラフェ ジュヴレ 

帰省先に予め送っておいたラフェを。

1999 ジュヴレシャンベルタン ジャン・ラフェ

 

ジェラールラフェのACブルゴーニュと同じく酸が高く尖っている。

酸以外にも、全般的にラフェとの共通点を多く見出すことができる。

硬いタンニン、控えめな果実、濃くもなく薄くもない濃度、実直さ。

その一方で、ジェラールのものより無骨で荒々しい。ジェラールは、これに比べ、温和で洗練された風合いになっている。

2時間ほど経過すると、最初にあった刺々しい酸とエグミを隠すように

果実が前面に現れてのみやすくなる。飲みやすくなったのだが、あまり美味しくない。

また、紹興酒をホンノ微量に感じる。

 

もやもやする。

 

一般的に、ブルゴーニュのワインの90年代は試行錯誤の時期で人工的なつくりが多い。2000年~2005年あたりを経て、現在、2010年~はより自然で濁りのない味わいに感じる。ラフェも例外ではなく、より自然な味わいに変化しているのではないか・・という仮説をもっている。

2000年以前のワインを深く知ったとしても、近年のものを知らないといけない。そして、今後、まだまだ変っていくのだろう。ゆえに、もう新しいブルゴーニュを買うのをやめた、昔のストックがあればいい、と判断するのではなく、常にサーチしていったほうがいいと思っている。

今に劣る古酒をなぜ飲むか?

それは、熟成の妙ではなく、(熟成でよくなるのは、ホンノ一握りのうちの一握り。それを趣味にするのは大変です。いつもご苦労様です。)考古学的な楽しみを主に考えています。

今のワインは早く飲めるので持たないのではないか?

どうでしょう?個人的には、70,80,90年代は、今となっては砂糖の味がきついものが多いと思います。今となっては・・というのは、2010年~のものを知るとという意味です。「砂糖の味がきついもの」は本来のものではないのですから、コーラと天然ジュースの比較で、比較すること自体がナンセンスに感じます。もともと、過去のワインをもって熟成と考えていたものがなんだか間違いであったような気がしています。どうでしょう?では今のワインは熟成するのか?については、個人的には、熟成すると思います。また長期間持つのか?というのにも、酸素が入らないように、外光で変質しないように、30度以上の高温で劣化しないように(もっと少し低いのかもしれませんが)してあげれば、長期間もつでしょう。

 

脱線してしまいましたが、ジャン<ジェラールを仮説として持っています。

どうなのでしょうか?もうすこしゆっくり考えてみたいです。