ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

ロッシェとニュイサンジョルジュ

ここのところ、グージュのおかげでニュイサンジョルジュブームが来ており、ラルロの96クロドフォレ若木と、グージュの10ポレサンジョルジュのニュイサンジョルジュ2銘柄とジョルジュリニエ10年クロデゾルムを飲んだ。(あと関係ないけれど86テタンジュトップキュヴェも)

 

家のセラーの古いものを気にせず飲もうと思っているが、飲んだそばから、新しい在庫が入ってくるのは楽しい。

 

ニュイサンジョルジュとロシュの違いについてみていきたい。

クロデゾルムはロシェではないが、味はロシェと言ってもいいと思うほど、似ている。これを飲んでいると、もう、高額なロシェは要らなく、この安価なジョルジュリニエのロシェがあればいいように思う。

 

さて簡単にいえば

 

ミネラルで攻めてくるロシェ ⇔ 粘土で攻めてくるニュイサンジョルジュ

 

という対比が見える。ゾルムはよく見るとタンニンはあるものの強靭ではなく、ミネラル(鉱物的)なものに覆われている。そしてそれゆえ位華やかな、軽快な香りをまとっている。一方、ラルロもグージュも軽快な香りというより妖艶な傾向の香りである。ラルロ、グージュそれぞれ粘土由来の重いテクスチャーと強靭なタンニンの上で、成熟したのちに妖艶な香りを紡ぎだす。

グージュを飲んでいるときには、テクスチャと妖艶さのこれこそがブルゴーニュだと思っていたが、そののちにジョルジュリニエを飲むと、ああこの軽やかさと強靭さがブルゴーニュだと思ったりして、それぞれ追加注文してしまったりする。

素晴らしい。どちらもいい。

なおこの頃のシャンパーニュは、いいですが、まだまだです。

あと、70のシャンボール・レ・シャルム(ヴージョの生産者。忘れた)も飲みましたが、まだ飲めた。あまり興味がわかない。もう買わない。