ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

色付き白ワインとなったレ・コンボット

2006 ジュヴレシャンベルタン 1er レコンボット ピエールアミオ

・ヒロヤショップ

・ヌーヴェル セレクション

 

08よりモトックスなので06までは貴重です。そんなアミオですが、コンボットはなぜかオーではなく、レの冠詞のようです。前回もこのワインは素晴らしいと思いましたが、今回はやや開いたタイミングでよかったようです。屈強なワインから40分ほどすると淡い可愛らしい味わいに。こういうものを見ると、ブルゴーニュにタンニンはいらなく、ピノノワールは色のついた白ワインであってほしいと考えていることが分かります。そしてもう購入することもできないルソーなどを思い出します。この

コートドニュイ=「色付き白ワイン」が到達点

という価値観からみると、ポテンシャルというものの価値が無いように感じます。

 

シャサーニュなどでここはピノノワールに適している、ここはシャルドネの土地だと議論されることがあります。「歴史的に赤を作っているからピノだ」「土の表面積の多寡によって決まる」など見方はありますが、「色付き白ワイン」観の立場から見ると次のように分類できます;

・タンニンが強く多くつきすぎる土地=シャルドネに適する

・タンニンが繊細で多くない土地=ピノノワールに適する

 

乱暴ですがこの観点からすると、ニュイサンジョルジュはシャルドネの土地であり、コルトンもムルソーもシャサーニュもシャルドネといえる。ピュリニーやラドワはピノノワールの土地である。

・・・ということもできます。

 

「色付き白ワイン」観としては、タンニンを如何に繊細に出すかがピノノワールでのワイン造りであるといえると思います。これはジャイエの「ブルゴーニュはタンニンが強い土地だからコントロールしなくてはないけない」という思想とも共鳴するところがあると、ジャイエを思い出しました。