ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ワインの状態

ワインの状態がいいとは、これまで傷が無い、えぐさがない、
軽い香りを失っていないといった様々な点で感じていた。
しかし、別の見方で、ワインのディティールが明確になっている状態であるということこそが、状態がよいといえるのではないかと学んだ。ワインのキャラクターの細部がボケず曖昧になっていない、即ち細部まで細かく書き込まれた絵画のようなものこそがよい。

当然ながら「細部が書き込まれている」ことと、偉大なワイン=スケールが大きいワインというのは異なる。細部が曖昧であっても偉大であればいいという考え方もある。自分の意見としては、スケールよりもワインの構成と構造のほうが重要でありそれを明瞭にするのは細部の書き込みである。また壊れやすいワインが状態が良いほど繊細で面白いとも思える。