残念古酒とはまき
1971 ミュジニー ドミニク・ローラン
を開けた。あのドミニクローランではなく、別のネゴシアンです。最初(一口目は)酸が生きていて当たりかと思ったのですが、甘ったるい残糖感のある作りが前面に現れ飽きてしまいました。数杯飲んで冷蔵庫に放置。ミュジニーやシャンボールやヴージョなどの個性を忍ばすのではなく、フルボディで甘く単調。
古いものがいいものとは限らない。
3~5年以上前に買ったワインは50%の確率で、青かった、と反省することが多い。古酒は購入した時にこそ、飲む意義が生まれているのであり、そこから時間を経過すると、このように、もうすでに分かっている状態になって、飲む意義がなくなっている状態に陥る。そうなると、結局どうして買ったのか、わからなくなる。
先日、葉巻を吸ってみました。
人間たまにいぶされた方がいいのではないかと考え、古来からあったたばこ、つまり葉巻を試すことにしました。
葉巻は、煙の味はいいのですが、口や鼻に残留するにおいと苦みが味覚をだめにすることを再認識。刻みたばこであれ、葉巻であれ基本は同じものであり、味覚を考えるとやるものではないと、当たり前のことを勉強しました。
いぶされるだけなら、コーヒーの焙煎や御香で十分のようです。
なお葉巻屋で、店に来た人が4万の買い物をして、店長と葉巻のマニアックな質疑応答をして「XXXの国は安いけれど葉巻を持ち込める本数が制限されているんですよね」→店長「xxxの国だけでありません。免税店で買うと50本までですが、そうでなければ何本でも買えます」みたいな、いうことなすこと、店長に否定されるやり取りが繰り広げられていました。
ワインの世界も、葉巻の世界も同じ構図でした。