ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

店主との話

いつもの酒屋へ、ポンソを受け取りに・・・。

《警告!》

本当は、ポンソの感想を書きたかったのですが、
そこから脱線して、以下は愚にもつかない内容をだらだらと書いています。
纏まりもなく、(纏めるつもりもなく)、もはや何が主題なのかも、今となってはわかりません。また一部の内容は、良識のある方々にとっては不愉快かもしれません。

せっかく書いたのでUPしてしまいましたが、やはり、見るのをやめた方がいいと思いますので、閲覧しないでここまでとしてください。


もしお読みになる方は、偏屈な私を許してあげれる心の広い方もしくは、
このブログに少しだけ共感できる方限定でお願いします。

 「こんにちは」

”あ、いらっしゃい。ポンソ出しておきましたよ。好きな方選んでください”

「あどうも。・・・ 最近ワイン屋さん、売れていないんですかね、別のとこで秘蔵品が元値ででてますよ。」

”うちも売れてなくて、今日は2人目のお客さんです。”

 

世間というものは良く分からないのですが、こういったよくいう「高級ワイン」というもの自体が、実はあまり需要がないのではないかと思うのです。そもそも、ワイン会にてワインの話をしていても、なんかわかっているのかな・・・と思ったりしますし、嫁なんかと話していて、「前飲んだ・・・と比べてこっちは、タンニンが荒くて・・・」とかいうと、「2つ並べてくれないと分からない」なんて言うんです。また前飲んだものの味を記憶していないようなんです。
そのようなことができないと、ワインを飲んでもザルのように、ワインの記憶が抜けていってしまい、飲む意義がありません。ワインの味を記憶でき、良かったものはその後何回もリフレインして楽しむことができるので、1万を払っても、2万を払っても、価値があるのです。またそれを飲むと、ピースが埋まるように体系が理解でき楽しいではないですか。
もしそうでなければ、この価格は払わないですよね。
周りの会社の人を見まわしても、ワインに理解を示す人なんて1人もいません。100人、200人いるのに。

多くの人が、この世界に価値を見出してしまったら、この程度の高騰ではすまないので全然OKです。ただ、解離感が半端なく深いような気がして、ちょっと絶望的です。一時期ワインブームがあり、近づいたような気もしていましたが、それも引き、世間から遠のいた感が否めません。

 

ワイナートのサイトを見ていたら、ほとんどの記事がマリアージュ一色で、なんというか、絶望的です。もし食事のお供にするなら、ビールか3年番茶でいいのではないでしょうか。中華ならジャスミンティ紹興酒で。ワインは正直料理に合わないと思うのです。発酵したとはいえ果実味があるのでそれが、料理の邪魔をします。オレンジジュースと食事をマリアージュさせることと同じなんです。オレンジジュースでマリアージュを一生懸命やっている人を見かけたら絶対に馬鹿にされます。奇人変人の扱いです。それをワインでやったらOK!。というのは思考停止の状態です。社会は誰かが作った価値観で催眠にかけられている状態で、それから冷めている人にとっては強制されるのが苦痛なんです。
もう、無理やりマリアージュなんて考えるのはやめましょう。「オレンジジュースと料理のマリアージュ」を追求する人の数と同じでいいと思います。

例えば、自分は肉を食べないのですが、そのことをいうと、とらたぬのワイン会などでは次のような質問を頻繁に頂きます。
「赤ワインを飲んだら、お肉を食べたくなりませんか?」と聞かれますが、自分は
「ワインが好きなので、ワインだけで飲みたいです」と答えます。
ワインをオレンジジュースに置き換えると、
「オレンジジュースを飲んでいたら、XXXが食べたくなりませんか?」
「いいえ、私はオレンジジュースが好きなので、オレンジジュースだけで飲みたいです。」
となります。この質問をみると、全くにこの回答者は普通の人で、質問者は何を言わせたいのか、意味がわかりません。

店主との話に戻るのですが、当たり年のポンソと外れ年のポンソどちらがいいか、酒屋の店主に聞いてみました。店主は昔からポンソが好きで、92あたりから飲んでいるそうです。店主としては外れ年がいいといっていました。なぜか?と聞いてみると、当たり年は果実が豊富な年だから、ブルゴーニュらしい外れ年がいいので、外れ年のポンソがいいとのこと。これは、ポンソに限らず、ブルゴーニュ全般にいえることで納得です。店主においても、そのフォーマットが成り立つのでしょう。これを考えてみると、果実ゆたかな年というのは、万人受けする年で、マーケティングのための名称ともいえます。
店主にこの94のポンソ売れないんですね・・・、と聞いてみたところ、
「2万のワインを買う方は2万も出して外れることが嫌だから外れ年のものは買わないんでしょうね」と。ああ、そういうロジックが組まれているのかと、びっくりしました。
ヴィンテージキャラクタと好き嫌いではなく、ヴィンテージキャラクタをある軸で評価して1次元での点数に置き換え判断するという暴挙を行っており、びっくりです。以前、会社の人にコンビニワインを薦められました。どうも甘くておいしいそうです。ヴィンテージしかり、ワインしかり、甘さで評価するのは1次元でわかりやすいのですが、ワイン文化として幼いです。
もはや、コーラを飲んでいればいいのではないでしょうか。炭酸もあるので、料理とも合わせやすいかもしれません。