ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

ジュヴレ・シャンベルタンの会

いろいろあったのですが、驚いたのは09ルソー村名。

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サービス当初は熟したタンニンがワインを覆い、分かりにくいと思っていましたが、30分ほどすると、タンニンが取り払われ、一口の中にベリーから桜までの味の幅を持たせた妖艶な味わいに変わる。09が単調で甘く派手なだけのヴィンテージだと思っていたのですが、このルソーはそれを見事に覆してくれた。またその隣にあるジェラールラフェも妖艶でした。こういうワインが飲みたいのですが、09がそれだったのか・・と撃ち抜かれた思いでした。09、いいな。

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ポンソを期待していったのですが、ポンソは難しかった。このようにいくつものワインを並べてしまうと、ワインの魅力をつかみ取れない。もっといいところがあるはずなのに、それが分かりませんでした。自分のティスティングが足りないのと、ポンソがまだまだ分かっていないということを、確認しました。ポンソは1杯では分からず、向き合わないと見せてくれない。
過去何回もポンソのグランクリュを飲んできましたが、普通としか思いませんでした。あれを思い返すと、まだポンソのグランクリュを飲むには未熟すぎると思うのです。もう少し、村名で分かってから、出直したいです。

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会の後。2011年ヴォギュエ・ミュジニーを頂く。
ヴォギュエの全盛期については過去どこかで書いたので省略するとして、この一本に向かい合ってみると、自分が知っている02くらいまでのヴォギュエとは異なる。
驚くことにクリーンな造りになっており、あの汚い作り、ブレットが多いスタイルから変わっている。また、酒質がふわっとしている。これも変わっている。やや薄くなっており、エレガントになっている。
ただ、よくよく見ると、奥のほうにはブレットが見える。
大分変わったという印象です。
昔のヴォギュエのみの印象で、周りの人とはなしてもかみ合わないということもあると再認識しました。小川さんいわく、「3年くらい離れてみてあってみると変わっているから、びっくりする。チョクチョクあってみないといけない。カリフォルニアはいったん離れたのだけれど、3年たってみると大きく変わっており、浦島太郎になっていた。」とのこと。ヴォギュエが良くなったか、なっていないかというだけことにではなく、ヴォギュエがミュジニーをどう作りたいかが分かったことに価値があったと思う。

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ルソーの美味しさを再び!ということで、13年のロッシュを。

しかしながら、2匹目の土壌はおらず。
以前ルソーを水平で飲んだ時には、思わなかったが、このロシュは樽の香りが鼻につく。また味わいも濃く、あまり好みではない。

なんと、村名のほうが好みということですか。