ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

地味

f:id:machiya11:20160919042211p:plain

 ワインを並べると実に地味なラインナップだったりする。
派手なニュイはなく、リストにすればあまり興味を惹かれない。
ワインというものは興味の対象外にこそ新しい発見があり、喜びがある。
興味の引かないリストにこそ価値があるのかもしれない。持ち寄りだけれどもWさんのものだから遠慮なく書かせていただく。ごめんね。
一番左端のシャンパーニュはアヴィーズのブランドブラン。個人的には意味の分からない代物。シャンパーニュでもアヴィーズだけはミネラル・芯の強さが特徴的で、精神的・霊的といった表現ではなく非常に地上的な芯の強さがある。非常に無骨なキャラクタであるにも関わらず、ブランドブランで華やかに作ろうとする矛盾に疑問を感じる。その上、5g?のリキュールが施されているため、重くなっている。そのようにして、2度の矛盾を重ね、意味が分からなくなっている。だからシャンパーニュはいいと思わない。とはいえ、それを確認できるということは非常に貴重な機会で自分で買うことはないのでありがたい。

次にピュセルは、いつも通り、キャバ嬢のキャラクタで、品が無いことを改めて確認。外見ばかりきらびやかに装い、中身が無い。下品極まりない。最初はいいと思って買っていたが、飲めば飲むほどダメなことが見えてくる。

コルトン・ブラン89は、アヴィーズと同じく地上的な芯を強くもつ。
ただアヴィーズとは異なり、多分、ブランドブランではない、別の品種が含まれているだろうと思わせる。シャルドネにない味がする。多分黒葡萄も含まれているだろう、それはピノノワールのような品種もあるかもしれないが、もうすこし粗野なものもありそうです。それが、この土地の個性とマッチしており、一体感がある。シャンパーニュと比較すると、一目瞭然だったりする。
またその強い芯の周りを優しく取り巻く覆いがある。これが心地いい。
ブラインドだったため、ヴィンテージを選ぶ際に悩んだ。
2000年代で選ぶなら、集中力というより拡散のスタイルから、02か03か06。02は屈折したキャラでそれは違う、03にするには実が詰まりすぎている。アリゴテじゃない限り甘くなっていないので違う。90年代においては真っ先に98が上がる。過熟した印象があっている。80年代はこの若さではないだろうと検討外にした。となると、98,06のどちらかで、若々しさから06と判断したが、89とは、びっくりした。思えば、06として若い要素が欠けているため違ったのでえらんではいけなかった。

コルトンに非常に興味が湧いたので、いくつか飲んでみたくなった。

あと、メルキュレイってどこなのか、よく考えると分からない。この生産者も面白かった。試してみよう。