ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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深み

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案外4,5年前に飲んだときと変わりなく、熟成が進んでいないように感じる。相変わらずうまい。ブレットが最初はあったものの、ブレットが飛んだあとは、清浄で張りがあり深みをもっている。

最近のトレンドはクリーンで果実味があるスタイルであり、タンニンを意図的に弱くしている。こういうワインばかりになってくると、今一つ楽しくなく、もっと野性味を主張してほしいし、なにより、クリーンに仕立て上げたがゆえに、深みに欠ける。甘さとは違う。深みは、一朝一夕では身につけられないものであり、テクニックでもそれを出すことができないのではないだろうか?故にクリーンで甘いだけのワインが出回っている。

深みは、蔵の酵母と畑の個性により作られる。故に深みのあるスタイルにはなかなか出会うことができない。なおおしゃれなレストランで飲むトルショーより、こういった雰囲気のなかで飲むトルショーのほうがマッチしているのではないだろうか?