ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ダヴィッド・レクラパール

ラルテストを抜栓。ラマトゥール(愛好家) とは違い、軽やかでエレガントで引っかからない。あまりの飲みやすさに、感想が記憶に残らないので、再度飲んでから書かせてもらいます。

 ダヴィッドのラルテストを開けたのは、コトーシャンプノワとブレンドした時の味わいを知りたかったからでした。結論からいうとブレンドしない方がいいです。といいますのも、コトーシャンプノワとラルテストと比べてしまうと、コトーシャンプノワがあまりにも地上的な味わいであることが浮き彫りになります。この地上的な味わいを足すと、ラルテストの足を引っ張ってしまいます。どうせなら、コトーシャンプノワ単体で飲んだ方がいいです。

 

このコトーシャンプノワですが、改めてみてみると、シャサーニュというよりも、シャンボール的な側面がうかがえます。とにかく石灰が強調され果実がありません。また豊富な地下水があるかのような瑞々しさもあります。ただ、そこに強烈な野性味が加わっており、さらに、薄いのですが強烈なタンニンがあります。このタンニンも矛盾しており、色調は真っ赤なのですが、含めばタンニンは少なく、しかしながら未成熟で強烈に主張してきます。少ないのですが強烈です。

つまり、シャンパーニュの完成度に対して、コトーシャンプノワの完成度が届いていないのではないかと感じました。