ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

なによりも楽しく飲むことが大事、ニュイ以外なら

2005年のエシェゾー(ドメーヌ・コカール=ロワゾン=フルーロ)を自宅でいただきました。半年前の16年冬より少し開きつつあるようです。ただ、まだ美味しい時期ではありません。

 

ニュイを大別をするなら次のように分けることを提案します。

★ヴージョグループ(ヴージョ、フラジェ村、ミュジニー)

・ヴォーヌロマネグループ(ヴォーヌ村、ヴォーヌ隣のニュイサンジョルジュ)

・ジュヴレグループ1(ジュヴレ村中央斜面、ニュイサンジョルジュ南部)

・ジュヴレグループ2(ジュヴレ村南部、モレサンドニ

・ジュヴレグループ3(ジュヴレクロサンジャックの丘、マルサネ)

 

エシェゾーは基本的に内向的で欝々としている印象をもっています。下部に行けば重い味で停滞感があります。上部にいくと今度は寒くタンニンが未成熟で攻撃的になります。ミュジニー側によると黒から赤系のトーンが強くなります。それが明るいのかと言われると少し狂気のようなニアンスがあります。

このエシェゾー単体で捉えるより、ヴージョとミュジニーを加えて俯瞰的に見ると、このグループの欝々としてかつ肉体的、言い換えると幻想的な味ではなく、物質的な味わいとなります。

 

ですので、エシェゾーを飲んで楽しいという気分になることはありません。

この特徴は、ニュイの本質であると思うのです。

基本は緊張と内向です。

なので、ニュイを楽しむという行いは、解放とは逆の方向にあるはずで、

残念ながら外向的に楽しむためのものではありません。