ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ヴェルズネイとブジー

ヴェルズネイとブジー


詳細は田中さんのFacebookを参照いただくとして、個人的な感想を。

ブジーはバランスがよく、ワインに下半身があり、酸が低い。実体感があるブジーに対して、ヴェルズネイは実体感がない。

ヴェルズネイのロゼ ジャックルソーは、シャンベルタン的な高級パストゥーグラン感がある。滑らかなテクスチャーでアタックからアフターまで切れることがなく、細く綺麗に流れていく。そこに墨のニアンスが加わり、ひらがなの一筆書きの書のようである。ジャックルソーのロゼは12glであるが、そこまで甘さを感じさせないように感じたが、時間が経つごとに甘さが前面に出てべったりした味わいになってしまいやや残念であった。


墨のニアンスはヴェルズネイの上部の森から出てくる土壌が、墨のような土であるとのこと。

ヴェルズネイの土は肥沃でブジーなどに運び込まれたそうで、肥沃な土であるにもかかわらず、北向きのなだらかな斜面で涼しく1日日照量が確保される。

ジャックルソーのワインがこの説明とピッタリ符合するキャラクタであるように思う。


なので、ヴェルズネイの美味しさにノックアウトされました。

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