ヴォルネイ
1.2010 Volnay 1er Clos des Chenes Domaine Bernard & Thierry Glantenay
2.2009 Volnay 1er Les Brouillards Domaine Bernard & Thierry Glantenay
3.2009 Volnay 1er Les Mitans Domaine de Montillle
4.2009 Volnay 1er Les Caillerets Domaine Lucien Boillot
5.2005 Volnay 1er Fremiet Domaine Marquis D'Angerville
ブラインドでティスティング。
先日、銀座のバーでヴォルネイはタンニンがきつくて硬いから嫌いだといったところ、隣にいた男性から軽蔑されてしまった。ヴォルネイは女性的だと。私は全くヴォルネイが女性をイメージさせなく、むしろ理知的で男性的だと思っていた。この会に来て、それはさらに強まった。ヴォルネイは理詰めの性格で曖昧なところが無い。そういうところがヴォルネイ的だと思う。またタンニンもはっきりと表れ、うまく作るか温かいヴィンテージで、滑らかになる。
そして、味の重心が高いところが特徴で、2のブルイヤールは、ポマールとの境界の一番下の標高の1級で、香りが標高の低いそれであるにもかかわらず、これも味の重心が高い。
3のミタンは2の横であるにもかかわらず、バランスが取れており、特級を思わせる。会の終わりに差し掛かり、除梗されていない個性が表れ、そこからはすごかった印象がある。が、女性の方の印象では最初のほうの香りがいいとのこと。
5については、ニュイ的なキャラクタで田中さんとワタナベさんはフィサン・コートドニュイヴィラージュ的だとのこと。5の良さについては悪くはないが、タンニンの個性、香りがつぶれていること、繊細さが欠如している印象。女性の方いわく、このデザインされた香りがいいとのこと。
1のクロデショーヌは香りと芯の強さが特徴的で、最も高貴さがある。
先日三鷹でティスティングし、昨日も飲んだフォンティーヌのブルゴーニュを思い出させる。ただ、墨の香りがあり、マイナス。いま非常に美しいものの、この先、美しく成長するようには思えない。
ヴォルネイの1erを堪能できとても楽しかったです。
フォンティーヌから始まり、ヴォルネイの良さを感じています
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後日補足
会にて、ダンシャルヴィーユは蔵がヴォルネイ にないから味が違うとのことでしたが、マルキ ダンシャルヴィーユは、インポーター資料ではヴォルネイ の人らしい。
なお、4はヴォルネイ の村長もやっており、バランスに気遣った味は、納得。