ブルゴーニュワインの感想

     所詮感想です。

トラペ オストレア垂直

三鷹
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ジュヴレ・シャンベルタン オストレア
2012
2013
2014
2015
2016

1週間前に書いたあと、あまりに普通のことを書いていて嫌になりそのまま放置していました。トラペはヴィンテージをそのまま表現するというのが感想です。ペロミノなんかは、土壌やヴィンテージを超えたつくりをするので、トラペを好き嫌いは別にして、トラペの良さが引き立ちます。




▪️2016
オストレアはクロサンジャックの丘の下部の緩やかな斜面にある2区画から造られます。斜面は国道より北側(グランクリュより)です。国道より南側は地質が違うことが多くACブルゴーニュにされることが多く(例外有り)、ジュヴレ・シャンベルタンにおいては、南側まで村名格で作られ、村名が広すぎることに品質のバラツキを生んでいます。
クロサンジャックの丘の下部ではパカレ、セラファンが作っています。

16年ですが、濃いベリーの香と厚みのある果実感、酸味は鈍く、タンニンが主張します。
4月から7月にかけて日照時間が短く、霜で新芽が焼け、ベト病もあり収量が50%↓です。濃厚なベリーになったのは7月から9月にかけての天候の回復、2015年同等の日照で、9/22に収穫されています。

収量を落とし、ジャミーにした15のイメージです。


▪️2015
「濃いベリーの香と厚みのある果実感、酸味は鈍く、タンニンが主張します。」というところは16年と共通し、やや水分が多く、健全なブドウであったことから濁りが少ないです。ブドウの房を見ると、トラペ以外のメオやルジェもそうでしたが、ミルランダージュが多く、房の中でブドウの粒の大きさにバラツキがあります。とても大きい粒から、ミルランダージュの粒まで。
ミルランダージュの影響か、タンニンが今は引っかかります。

▪️2014
2015に比べて、比べなくてもですが、粒が均一です。
非常に綺麗で濁りなく、酸があり、チャーミングです。
4月から6月にかけては2015と同じ日照を得ています。
7月から9月にかけて日照が落ち、雨が降っています。
収穫前に雨が降る年はみずみずしいワインに仕上がり、1982など代表されます。収量は平年。

▪️2012
先に12の話にします。
4月から6月にかけて寒くミルランダージュと少しの雹害があり、7月から9月にかけて天候が回復する、2016と似たパターンです。
12年はスケール感があるものの、酸の低さからか、芯がありません。

▪️2013

2013年ブドウ
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惨憺なブドウ。綺麗なブドウが取れた14年と比べてしまいます。2月から7月まで日照量が少なく、気温は2ヶ月後に来るため9月まで気温は上がらなかったのでしょう。その結果が、10月5日収穫となったと思われます。
意外にも病気は少なかったとのことです。

リリース直後は、酸っぱく仕上がりで、13は谷間と思いました。あれから4年近くが経ち、変わってきています。
ミネラル(灰や鉱物)のニアンスが他の年と比べて出ています。それに伴い、他の年より芯を感じられます。
酸がはっきりしているため、抜けが良く、全体を引き締め、たるんだ12.15.16のようにはなりません。
果実の甘みは少ないです。

14との違いは、一言でいうなら密度の違いでした。
13も14もさっぱりしていますが、13は酸によりさっぱりに見えているように思います。