ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ルシアン ル モアンヌ

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ルシアン ル モワンヌ はブルゴーニュシャンパーニュ メゾンと言える。自社畑をもたず、オリ引きせず、18か月ではなく、24か月オリと共に樽熟成しています。シャンパーニュの瓶内2次発酵に澱とコンタクトさせる思想と同じ思想で、ルシアンルモワンヌ も、澱を分解し抽出したいと。また瓶詰めでフィルタリングもしないそうです。
シャンパーニュが瓶内二次発酵過程で澱から、あの円やかな味わいが生まれることと同じです。
深みと自然さを感じさせます。この作りは、もさっと感に、トルショーをかぶせます。


白のクリオ、シュヴァリエ、シャルムシャンベルタン、ヴージョ、エシェゾーは平凡です。特に、エシェゾーは単純で、根暗で、救われません。根暗なら深みを持たないと、ただのバカなネクラです。畑はオルヴォー単一です。ジャイエジルのデュデュスの時も単純で根暗でした。根暗は熟成しても根暗で、派手にはならないのですが、熟成すると派手になると思うかたもおられますが、熟成で根暗から陽気にはなりません。
また、ボンヌマールは正体不明な個性でした。陽気さ陰鬱さ双方兼ね、それらが混ざり合っています。芯は無く、ワインを見ていたのにいつの間にか自分の内面を見つめているような、内省的なワインです。

ロッシュは中でも飛び抜けていました。ボンヌマールとは対極で芯があり、華やかさがあります。ボンヌマールが留まるのに対して流れます。