カミュ垂直05-96
凡例:5大変良い、3普通、1良くない
評価
2005年 1 ジャミーでフラットで濃厚すぎる。酸がない。
2004年 4 レモンやハーブの香り、尖った酸にふくよかさがある。
淡さもよい。個人的には最も好き。
2003年 1 05にザラザラしたタンニンを加え、収斂性を追加。
2002年 2 高いタンニンと酸がある。収斂性と苦味がつよい。
一見熟成しそうだが、実は中身がないと推測される。
2001年 3 悪くはないが、それほどよくもない。
2000年 5 酸とタンニンと果実のバランスが絶妙で、余韻が心地よく
不快な収斂性がない。味わいに余裕がある。
1999年 3 悪くはないが、それほどよくもない。というのも、派手で
はあるが、フラットな構成で、すぐに飽きる味わい。
1998年 - ブショネ(コルク)
1997年 - ブショネ(コルク)
1996年 2 99以上にフラットな構成。単純。とはいえ05,03よりよい
■全体を通じて
コンディションはよく、ヴィンテージの特徴を素直に表現。
なかでも04に関しては、向こう10年は美味しく、ものによっては
向上が見込まれそう。暫定的には00が一番としているが、
可能性を秘めていると思う。
00が良い点は、シャルムに表現される、尖った酸や収斂性を
感じさせない点。球体的。
一方で、頂けないのは、05,03、99、96。
構造がフラットで、ある方が03を「ACブル品質」といったのには
的を得ていて、実際には他のヴィンテージも似た品質。
ところで、この前飲んだ、ブリチック垂直のほうが、品質的に
上でした。
■シャルムシャンベルタンについて
軽く、シャープでチャーミングな味わい。
このようなワインには、04、00があっていたように思う。
熟成すると何が良いか・・・、それでも、やっぱり04,00が
いいと思う。