ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ワインの購入原則その二 好きなものは満足度が低い

ワインを買って、このワインは美味しくなるからとっておこう、などと人は保管しておく。しかし残念ながら、10年程度では大きく化けることはない。また人は一本飲むごとに味覚は磨かれ、趣向はその一歩先へ進み、戻ることがない。そうして、刻々と追求するべ…

Pierre Amiot 2006

2006 モレサンドニ レ・リュショット1er ドメーヌ・ピエール・アミオ 味わいの変化の流速が早くテクスチャーがつぶつぶし、チャーミングな赤果実が主体であり、酸が極めて高く、後味に渋みがある。その反面味わいの厚さと奥行きがなく、上部のグランクリュに…

Pierre Amiot 1997

1997 ブルゴーニュ ドメーヌ・ピエール・アミオ シャンボールに面したモレ村の区画。グランクリュ街道の下の平地Les Poisot。調べてみてもリューディの場所は分からず。 塩素が香るブショネ、キャップシールを開けた段階でその香りがあり、ワインからは時間…

ブルゴーニュの歴史

ピエールアミオ コンボット

アミオ家は ・モレに5代続く(デュジャックやブリチックは他所の人) ・モレの代表区画・クロドラロシュを有する (本丸のリューディ、クロドラロシュは有していないので残念) ・栽培:厳格なリュット・レゾネ。除草剤は使用しない。 ・醸造:天然酵母のみ…

クロ・ド・ラ・ロシュ&クロ・サン・ドニ

ワインボトルの写真はそれ自体で一種の芸術品やイコンのように思えるのだが、その神聖性に反するかのようにブランド信仰や見栄の象徴にも陥り易い。 さて、お題のワインセミナーでワインの認識に対する定期的なアップデートの必要性を感じた。80年代後半から…

モレ ブリチック

2004 モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ キュヴェ・デュ・パプ・ジャン・ポール2世 ドメーヌ・エドワード・ブリチェック ジャンポール2世はChenevry1級の0.6haから作られる。 ポーランド生まれのジョルジュ・ブリチェック氏が1938年に戦況が厳しくなってき…

モレワインセミナー予習

Guillaume Blanchard (Aoineko), June 2001 1995 コルトン・シャルルマーニュ ドメーヌ・キャピタン・ガニュロ 1996 クロサンドニ ルイジャド 馬小屋臭が強く、後味の残糖感が高い。テクニックでごまかした仕上がり。 1986 クロサンドニ ドメーヌ・コカール…

ルフレーヴ水平、垂直(後)

2011 Bourgogne Blanc 2007 Bourgogne Blanc 2011 Meursault 1er Cru Sous le dos d'Ane 2011 Puligny Montrachet 1er Cru Les Combettes 2011 Puligny Montrachet 1er Cru clavoillon 2011 Puligny Montrachet 1er Cru Les Pucelles 2010 Puligny Montrache…

ルフレーヴ水平、垂直(前)

2011 Bourgogne Blanc 2007 Bourgogne Blanc 2011 Meursault 1er Cru Sous le dos d'Ane 2011 Puligny Montrachet 1er Cru Les Combettes 2011 Puligny Montrachet 1er Cru clavoillon 2011 Puligny Montrachet 1er Cru Les Pucelles 2010 Puligny Montrache…

ワイン購入原則 その一.五、「不景気がいい・・・、でも」

不景気のほうが確かに安くなっていい。 が、それは、あまりに高いものは好景気の時に買うのを控えたほうがいいという意味であり、必要であれば、値段がどうであれ購入し飲むべきと考える。 というのも、高い/安いはこの経済社会や即物的な社会の基準であり…

ワイン購入原則 その一、「不景気がいい」

最近、ほしいワインが多く困っているが、ワイン購入について思うことがある。高級ワインは値が落ちないというのは、妄言である。 明日からとある高島屋のルロワボーモンが8万から30万になる。これも末期症状である。 最近、日経平均が絶好調で2万円を十数年…