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   繊細なジュヴレか、82グランドリュ、もう一回飲ませて!

ヴォーヌロマネ1級

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ワインを飲むのがワイン会やグラスティスティングによっている自分にはなかなか
ヴォーヌロマネの1級を飲む機会は自分にはありません。ワイン会に行けば、人が
集まりやすいグランクリュになってしまいます。残念ながらマイナー銘柄というのは
除外されやすいです。決してマイナー銘柄が嫌いなわけではないため、こういう機会は
有り難く、参加しました。
ただ、上記の理由だけではなく、ヴォーヌロマネ自身がグランクリュが多く、
プルミエが端っこに申し訳程度にあることも出会う機会が低減している理由かも
しれません。

 

グランクリュのイメージと、昨今よく飲むコカールロワゾのグランエシェゾー近辺の
イメージが重なり、その結果、このセミナーの開始前のヴォーヌロマネのイメージは

1)場所によって酸の多寡、ボディの大きい小さい、香りの特徴の差がある

2)酸が低くても、楽しむことが出来る

3)豊満、リッチ、ゆったり感があるが、薄い

4)香りが華やか

5)輪郭が曖昧

というものでした。それらは変わっていませんが、プルミエクリュにおいては、
特に3)は異なるものが多々あり、むしろ細いイメージが多かったと思いました。
即ち、グランクリュの端っこに位置しており、日陰者的なニアンスがあり、特に
ゆったり感に欠如して、コセコセした、世話しないワインの印象を受けました。

果たして、ヴォーヌロマネプルミエクリュを飲むに当たり、何を期待するのか?
どのプルミエクリュなら価値があるのか?そういったものを自分なりに考え直す
いい機会に出来ました。

 

今回ヴォーヌロマネ全1514(2013/9/23修正)ある区画から9区画を確認し、
9区画において、単一畑でゆったり感とリッチさを求めるなら次の●である。

 ヴォーヌロマネ1級レ・ルージュ・デュ・ドゥシュ (ロブロ・マルシャン2008年)
 ヴォーヌロマネ1級 クロ・デ・レア(ミッシェル・グロ2008)
 ●ヴォーヌロマネ1級レ・スーショ(シャンタル・レスキュール2008)
 ヴォーヌロマネ1級レ・プティ・モン(ヴェロニク・ドルーアン2007)
 ヴォーヌロマネ1級オー・レイニョ(コント・リジェ・ベレール2007)
 ●ヴォーヌロマネ1級レ・ショーム(コオンフェロン・ジャンドル2007)
 ヴォーヌロマネ1級レ・ゴーディショ(フォレイ2010)
 ヴォーヌロマネ1級クロ・パラントゥー(エマニュエル・ルジェ2005)
 ●ヴォーヌロマネ1級レ・ボーモン(モーリス・シュヴァリエ2003)

上記の共通点は、どれも区画が広い。ただ、その生産者が広い区画を有していれば、
指標になるかもしれませんが、調査中。以外に、クロデ・レアがスマートなスタイルで
あったのには意外であった。


一方で、香りを求めるなら次の通り●である。
 ヴォーヌロマネ1級レ・ルージュ・デュ・ドゥシュ (ロブロ・マルシャン2008年)
 ヴォーヌロマネ1級 クロ・デ・レア(ミッシェル・グロ2008)
 ヴォーヌロマネ1級レ・スーショ(シャンタル・レスキュール2008)
 ヴォーヌロマネ1級レ・プティ・モン(ヴェロニク・ドルーアン2007)
 ヴォーヌロマネ1級オー・レイニョ(コント・リジェ・ベレール2007)
 ヴォーヌロマネ1級レ・ショーム(コオンフェロン・ジャンドル2007)
 ●ヴォーヌロマネ1級レ・ゴーディショ(フォレイ2010)
 ヴォーヌロマネ1級クロ・パラントゥー(エマニュエル・ルジェ2005)
 ヴォーヌロマネ1級レ・ボーモン(モーリス・シュヴァリエ2003) 

香りはダントツにゴーディショ。まさに、ラターシュやマルコンソールに通じるゴージャスさ。
意外に、クロパラは地味。今閉じている真っ最中なのかもしれない。ボーモンはゴージャス
になりうる可能性を秘めていたと思うが、不衛生な香りが支配的で、そこに到らなかった。

1855年に発刊されたラヴァル博士の格付けでは、ヴォーヌはtete de Cuvee、
Premiere Cuvee、Deuxieme Cuvee、Troisieme Cuvee、Quatrieme Cuveeの45段階に
分けている。ここには Troisieme Cuveeの下の村名格、ACが含まれていないため、5段階と
いったほうがいいのかもしれない。 Quatrieme Cuveeにはetcとかかれており、5段階と
考えてもよさそうである。 

テートドキュヴェは上記地図で赤色、プルミエキュヴェは青色である。

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上記にあげた、ゆったり感、香りの高い区画は、ショームを除き、プルミエキュヴェである。
ただし、ショームはプルミエキュヴェの下の Deuxieme Cuveeの筆頭であり、 ラヴァル
博士 の評価と整合しているようである。

 

しかしながら、このように、特級の方向性を追ってワインを選ぶなら、特級を選べばよく
プルミエで完璧に満足できないものを買うことは一種の妥協である。妥協が完全に悪い
とはいえないが、煮え切らないものがあるのは確かである。

続く

 

訂正:ラヴァル博士はリューディ単位で評価しており、リューディ名をクリマ名と誤解して
    上記マップの線を引いているため、マップは誤りです。例えば、ボーモンで、プルミエ
    キュヴェとなっているのはレ・ボーモンのみで、レボーモン・バはプルミエキュベでは
    ありません。また、マットクレマーのリューディの大きさと、ラヴァル博士のリューディ
    の大きさも違っていました。リューディの線引きを別途見直します。

訂正2:ヴォーヌ1級は15ではなく、14でした。

訂正3: Quatrieme Cuveeをカウントもれしていました。

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