ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ワイン未満

ボジョレー・ヌーボー フィリップ・パカレ 2013
ボジョレー・ヌーボー フィリップ・パカレ 2012

 

2013はまだぶどうジュースであるのに対して、2012はワインの様相を呈している。
ただ、2012はパカレフレーバと微発泡があり、よろしくない。一方で、2013はパカレフレーバがなく、素直で、ジュースとして楽しめる。これらからボジョレー・ヌーボーはまだワインになっていない段階ののみものではないかと思われる。

これを拡張して考えるなら、リリース直後のワインも、自分にはまだワインになっていないように思う。少なくとも3,4年経過すると、ワインらしくなってきたと感じる。故に、リリースしたてで、ワインのよさを判別する自信は今のところ無い。あれを飲む行為は、ヌーボーを飲むようなもので一種の余興なのかもしれません。ただ、リリースされて3,4年のものも、ワインとしていったん完成した段階であり、それが熟成してきた、というのとはちょっと違う気もする・・・。

 

なお不思議なのは、なぜ1年後にパカレフレーバがでているかということである。
コートドールからはなれ土着酵母も違い、パカレ醸造所で樽熟をしておらず、パカレフレーバが1年後にでる理由は、アルコール発酵の際の人為的活動によっているのではないだろうか。パカレは不自然なつくりをしているように思う。