ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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ラヴノーとドーヴィサ 2011

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ラヴノーとドーヴィサのACシャブリ、フォレ、レクロを、同じヴィンテージで比較。

醸造はほぼ似通っており、ラヴノーがマロラクティック発酵を多分していること、樽熟が18ヶ月と6ヶ月長いこと、ラヴノーが遅づみであること。ドーヴィサはビオディナミ、ラヴノーはリュットリゾネ。共通点は、新樽率が似通っている、全房仕込み

ドーヴィサは、酸が繊細で、果実も控えめで、灰のミネラリィティがあり、樽も気にならない。一方ラヴノーは、酸は太く、甘さが気になり、樽香が気になる。若干酸化もすすでいるか。

1.シャブリ

ドーヴィサはフォレの上下。ラヴノーはフォレの横にあるモンマンの北側で北西向きの斜面。近い場所であり、第一印象はフォレに似た個性であった。このラヴノーのACシャブリは、北西側のはずなのに、ボリューミーで甘い。北側斜面でこの味わい・・・、不自然。

2.フォレ

ACシャブリの余韻と複雑さを良くした味わい。やはり、ラヴノーはもっさりして樽が気になる。

3.レクロ

酸が強く、ボディがある。エレガントである。ドーヴィサはより硬質で酸がきれいで、沈む要素が少なく立体的。ラヴノーは果実があり、重く、実体的。やっぱりもっさり。

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後日追記

ラヴノーは現時点では、もっさりしていて、求めているシャブリではない。しかし樽と果実の奥にドーヴィサと同程度の酸の量がある。あと数年後に樽も果実が落ち着く頃には、酸も前面に出てバランスが取れることが想定される。