ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

意外に華やかなジョルジュリニエ

2010 Morey-Saint-Denis PremierCru Clos des Ormes Georges Lignier et Fils

 

本文とは関係ないが、ブログ名を変えてみた。前名称「感想」とつけたときは、ブログ移行時にとりあえず暫定的に名前を付けたもので、それで数年たってしまった。「感想」とは、なんの感想なのか、説明にもなっていないので、変えたいと思っていた。ただ、「ワインレポート」「BurgundyReport」「ドリンキングレポート」など似た名前が多いので、変えたい気もしているので、またそのうち・・。

 

さて、ジョルジュリニエのクロデゾルムは、ジョルジュリニエを試したかったことから、安売りされていたこれを購入した。(まだ売っている)ジョルジュリニエというと、あまりいいイメージはないが、素朴なモレの代表的生産者で気になっている。飲もう飲もうと思いつつ、ピエールアミオやラフェにかまっている間に、購入してから早や何か月がすぎてしまった。モレサンドニをより理解したい、いや、ロシュをもっと理解したいと思い続けているが、中々、理解し終わらない。この終わらなさがいつまでもブルゴーニュから出られない要因である。たのしい。この時間が永遠に続けばいいとも思う。

ジョルジュリニエであるが昔も今も知らない。

が、これほど、華やかで繊細なラズベリーの香りなのだろうか。

華やかで繊細でありつつも、野性的である。ちょうど、調理場ではなくキャンプで素材そのものを切り焼き上げたような、素朴にて素材の良さをそのままに表現した野生性を感じる。またタンニンの荒々しく残ったも心地よい。

(クロドラロシュではなく)リューディロシュの下部にあるこの区画らしく、ゴツゴツした岩を感じる。ちょうど上流の川におけるそぎ落とされていない石のように荒々しさと流速の速さを感じる。ラフェにはその流速の速さを感じないので、嬉しい。

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2010年のヴィンテージの黒くてゴツゴツしたキャラクタと、畑のキャラクタがあっている。ジョルジュリニエ、素晴らしい。彼のロシェも飲みたくなってきた。