ブルゴーニュワインの感想

     所詮感想です。

ノン・ドゼ

ブルゴーニュ好きの多くが、「ブルゴーニュかシャンパーニュは良いが、その他はだめ」的なものも、なぜ、シャンパーニュはOKなのか納得感がない。例えば、スタートはシャンパーニュである必要も感じない。ブルゴーニュとシャンパーニュをセットで認めているのはテンプレートです。

そうやって思考停止するのはやめたほうがいいと僭越ながら思っています。

 

また、シャンパーニュは正直、甘い。甘すぎると思うのです。あの飲んだ後の残糖感が気持ちが悪い、ですので、夏なので、お祝い事に、まずはスタートに、シャンパーニュを選んでいません。その上、薄くてワインとしてまずいです。薄いワインはすきなのですが、内容のないワインは良しとしません。自分の知っているシャンパーニュは、砂糖と炭酸でワインの品質をごまかしているものであり、適正価格ではないと思います。

 

とはいえ夏で泡ものが飲みたくもなるのですが、シャンパーニュも上記理由で飲みませんし(セラーにないですし)日本のビールも飲まないです。実家にきて、実家の父が味を占めたようで、自分がいるときには実家のセラーのワインを出すように要求してきて、実際にワインしか飲みません。夏なので「ノンドゼ」のキーワードで近所の酒屋で買ってみました。

2012 キュヴェ・フィデル・ノン・ドゼ エクストラ・ブリュト 
ドメーヌ・ヴェット・エ・ソルベ

 上記のように「ノンドゼ」というキーワードのほかに、

・ジャック・セロスの弟子

・ビオデナミ

のキーワードがあり、意図的に選んだわけではなく、付随していた程度のものでした。
購入条件としては、ノンドゼのほかに、8000¥程度で安すぎない、という事を考えていました。経験上、メゾンもので5000¥代には飲む価値のあるものが壊滅的ですので・・・。

また、アイ村だろうが、どこだろうが、微妙だと思っていますし、グランクリュであってもまずいので期待していません・・・・。

 

このワインですが、泡が弱く、グラスに注ぐと液面上は泡が発生するのですが、数秒すると液体内からでる泡が消えます。高級シャンパーニュのジャンルは泡が消えないことを誇りにしておりガスを添加するスパークリングワインとの違いを超えたからかにいっています。「お?ちゃんとビン内二時醗酵しているのかな?大丈夫かな」と思いました。

先ほど調べていたら、次のようにWebで書かれていました。

もし(普通のシャンパーニュに比べて)、色調が濃すぎるとか、泡立ちがただちに弱まりやすいとか、香りがやや発散しがちだと思うのならば、それは正解なのです。FIDELEというキュヴェは、なによりもまずワインなのですから

http://souto.shop-pro.jp/?pid=73940226

おお、泡が弱まりやすいというのがこのワインの仕様なのですね。イレギュラーなキュヴェでなくて良かったです。これは察するに、瓶内二次醗酵させる際に行われる「ティラージュ」(蔗糖(しょとう)と酵母を、アッサンブラージュしたワインに添加する工程。この蔗糖はシャンパーニュに甘みを与えるものではなく、酵母の栄養源となるもの。byシャンパーニュ | シャンパーニュの教科書 「Leçon 2 どうやって出来るの?《製法》」より)の蔗糖が少ないと推察されます。そういうスタンスは、潔くて良いですね。好感が持てます。

 

味わいは、意外にもグラマラスで甘みを感じます。果実も多く感じます。もっとドライできりっとしたスタイルなのかと思っていましたが、想定外でした。
むしろ、数日前に飲んだ07ソゼ・ピュリニーモンラッシェのほうがドライで酸が強かったです。あのソゼは、香りがわざとらしく、ボディの中身がなく、酸ばかりが目立つ、くだらない一品でした。あれより収量を落とし真面目に作っているように伺えます。
また味わいの方向性は粘土質で、芯に程よい石灰を感じます。石灰が強すぎないのも、気楽に楽しめてGOODです。やや酸化した、というと御幣がありますが、やや熟成したワインに共通される熟成感があります。これは不愉快ではありません。個性なのでしょう。

シャサーニュの下部に、シャブリの南側斜面1級を加え、収量を適正に造ったワインという印象でした。気に入りました。