ブルゴーニュワインの感想

     所詮感想です。

代替商品が無い世界

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ルフレーブはピュリニーにあってほしい透明感、空気の澄んだ体感温度が低い感覚、
アニスの香り、を備えており、かつ、不要なものを感じさせない。クラヴァイヨンはルフレーブの中でも最も控えめなスタイルで、シュヴァリエ・バタールの暑苦しさやピュセルのケバさがなくいい。別の生産者の95バタールを開けたところ、バトナージュが強く、ピュリニーの良さを殺していた。やはりピュリニーはルフレーブかと思う。
ところで田中さんのブログで次のように言われていた。

余韻の長さそのものはヴィラージュの限界はいかんともしがたく、そこだけに着目するなら今のブルゴーニュの値段は高すぎます。それはインポーターの責任ではありません。世の中に素晴らしいワインは山のようにあるのに、ブルゴーニュのようなブランド産地、それもジュヴレやヴォーヌといった有名な名前しか覚えようとせず、そればかり買おうとする消費者の責任です。いい加減目を覚ませと言いたい。

 とはいえ、実は消費者を責めるわけにはいかない。世界数十か国の全アペラシオン全生産者全品種全ヴィンテージの味を記憶している人など原理的にいるはずもない。自分の好みのワインを世界から選ぶのは難しいばかりか不可能なのです。だから知っている範囲から選ぶ。他の商品を考えても、それはむしろ普通の消費行動です。

Wineplat11社合同試飲会: Katsuyuki Tanaka's WINEDOO

より

おっしゃられることは分かります。ワインをブランド品として味わうのを見ると同じ思いを持ちます。ですが、翻って自分のこととして考えると、ルフレーブこそTHEピュリニーと考えたくなり、ルフレーヴがあればもういいか・・・とも思わせてしまいます。

もし、ルフレーヴの代替商品が別の産地にありそれが1万円でかえるなら、ぜひ乗り換えたいです。しかしながら、そのようなワインは知らず、こうしてルフレーブを開けるしかないです。いくら値段が上がっても、ルフレーヴしかないのでしょうがない状況です。多分、ルフレーヴの代替品が容易にあるのであれば、値崩れもするでしょう。そこまで消費者は馬鹿ではなく、田中さんの視点より一部の消費者はブルゴーニュを深く愛していると思います。

 

皆がそれを承知で買い続けているのは、すべての消費者がブランド品として使っているというわけではなく、内容を理解し代替商品が見つからず、しょうがなく購入している人も多数いるのでしょう。