ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

ブリチックさん垂直


ヴィンテージごとのスタイルが良く表れていた。
ライトでチャーミングな早飲み赤果実主体の2007年、
酸が低く濃縮された2005年、
瓶詰め直後は青くて戴けなかったが化けると面白い2004年、
暑い年を表現した2003年(だけどこのボトルは酸が保たれている)
やはりよく分からない2002年、
1999年は特別ロットなので比較不能、
1998年は銘柄の差がありよく分からないので省略、
周辺のヴィンテージ比べ飲み頃が早くバランスのよい1994年、
何を飲んでもおいしくない1987年
個人的には良く分からない1978年。




この中で一番興味深いのは2004年。
リリース直後は茎っぽく青くて飲めたものではないものが多かった
のですが、ビン熟を経て、青さがなくなっていくものがあります。
青さが転じて濃厚な複雑さになり、今の段階でのむと面白いもの
が多々あります。そして今後どう化けるか興味がつきません。

リリース直後に好ましくない香味で評価を低くする方もいますが、
自分は好ましくない香味こそが熟成後に化けさせる要素になると
思います。2004年の青さや、除梗しない青さや、DRCマレモンジュの
ロマネサンヴィヴァンの雑味。

結局2000年代のヴィンテージで面白いのは04と08じゃないかと思います。