ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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考えさせられるワイン

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DRCにはどこまでワインが分かってきたか試されるようなところがある。

それはやはり特別という思い入れがあるからかもしれない。

2年前になるのか、ドミニクローランのグランエシェゾーに深く感銘をうけ、グランエシェゾーのイメージが変わった。あれからなかなか飲む機会がなく、今日に至った。ワインを選ぶ際にロマネサンヴィヴァンにするかという意見もあったが、そういったことから、グランエシェゾーを希望させてもらった。

ドミニクのグランエシェゾーはオールドローズの美しい香りが特徴であたかもコンティを彷彿させた。その一方で味わいはさすがにコンティに至るものではなかった。

このグランエシェゾーは、オールドローズはそこそこで、むしろ重々しく、典型的なDRC香が支配していた。味わいはグランクリュに相応しいものであるが、面白い内容であったが読後感に余韻がない小説のような印象を受けた。クオリティは高いものの、何かが欠け、10日後、半年後、1年後、にまた思い出すワインではないように思えた。

 

ドミニクのグランエシェゾーと比較して

①ハイトーンの部分(オールドローズ)の欠落(感じられにくい※)

②DRC香が支配

が気になった。※あるにはあるが、②が邪魔している。

DRCをヴォーヌロマネの基準として考えると、RSV、グランエシェゾーではそれらしさに至らないのかもしれない。DRC特有の醸造の個性が強すぎるように思う。