ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

ワイングラス

同じワインを使ってグラス比較することで、実はあるグラスを使っていても、
他のグラスでどう表現されるか、何%になるかイメージが出来るように
なります。(%については前項「LOBMYER」にて記載してます。参照ください。)

そうなってしまうと、実はそのグラスを持っている必要もなく、ある程度
想像で補えてしまうようになってしまいます。そのため多くのグラスは
購入して何回か使うと用済みになってしまいます。

そう思うとグラスは本当に無駄な買い物でもあるのですが、
しかしながら人の評価を聞いてもその感覚は分からず、使ってみる必要が
あるため、やはり買ってしまいます。

ある先生が、ロブマイヤーが駄目だ、バカラオノロジーは駄目だというから
買うのをやめる、という考えではその感覚には到れません。ゆえに、無駄と
思っても、グラスをかってしまいます・・・。
また理論で形状からある程度想像も出来はするのですが、クリエータはそれを
超える視点から機能を盛り込んできますから、使っていないものを知っている
理論でNGにできないともいえます。

結局基準となるグラスを多く準備し、後は個性を出すためのグラスをもち
理解することが重要なのかなと思います。リーデルのヴィノムや安い
ティスティンググラスを基準にするのは、ティスティングにおいてお金を
かけることができないためで、あれが正しいとするのは安易です。
ビジネスマンの妥協です。


ワインをビジネスにしている方に言わせると、ああいう個体差があったり、
手荒に使うことが出来なかったり、テーブルでぐるぐる回すことが出来
なったり、高くてレストランで使うことが難しかったりするロブマイヤーは
×
になります。
それはクールに消費者目線に合わせているともいえますが、
金儲けがメインで、追求することを置き去りにしているといえます。
それでは結局飽きられ、ネガティブに回るようになるのでしょう。
良いグラスを基準にするべきです。


そして無駄になるのですが、買ってしまう色物グラス。
それらの中にまれに基準とすべきものがあるため、侮れません。
自分は決してコレクターではありませんが、そういう新たな基準グラスを
求め、性能を求め、理論をもとめ、持っていないグラスを手にします。