ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

ルネ・カシュー

2012 ブルゴーニュ レ・シャン ダルジャン ルネ・カシュー

ヴォーヌロマネに本拠地を置く小規模ドメーヌ。ジャック・カシューの兄弟であるルネ・カシューがドメーヌを興し、ジェラール・カシューが現当主を継ぐ。除梗する点以外、新樽や造りには特徴がない、あまり生産者の個性がでないスタイル。以前、2012年のヴォーヌロマネ(村名)、ヴォーヌロマネ・ボーモン(1級)、シャンボール(村名)を飲み村名の二銘柄が良かったので、ヴォーヌロマネの中央部の74号線の直下にあるACブルゴーニュを購入してみた。

村名ヴォーヌロマネは、74号線に面した村名区画をニュイサンジョルジュ側を有する。味わいの伸びが良くないので、案外、74号線の上のほうが水が溜まるから、74号線の下のACブルゴーニュのほうがいいのではないかと思ったものの、今度は、酸が全体を絞めていて、閉じこもっている。また、重苦しい味わいで、村名ヴォーヌロマネのほうが良かった。

 

思い返すと、ルネ・カシューは、ボーモンが硬く筋がゴリゴリしており、悪いフランジェのニアンスが出ており微妙であった。村名ヴォーヌ・ロマネは香りはフローラルで美しいのだが、余韻の長さが良くない。ACブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネのニアンスがない。むしろ、シャンボールのほうがいい。たぶん、ヴォーヌ・ロマネのいい畑は、もらえなく、零細ドメーヌとして細々とやっているのだろう。