ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

グラスの選定

愛用していたバカラのオノロジー・グランブランを不注意で割ってしまい、同じ形のロブマイヤーバレリーナⅤを使用していたものの、重さが軽く、重心が定まらない。それだけでなく、味わいもどこか定まらない気がして、困っていました。ほぼ同等なのですが、なにかしっくりこないため、再度バカラをさがしたのですが、廃盤品でほとんど出回っていません。そのため、昔は8000円で買えたのに、二倍になっています。これは、買う気がしません。それで、バカラのシャトーバカラを検討しましたが、高さ・形状などでやめ、モルトのティスティングを見ていたところ、形状はOKなのですが、材質が、ソード石灰ガラスとあり、調べてみました。

 

●ソーダ石灰ガラス(一般容器ガラス)

 

窓 ガラス、びん、多くの食器類などに使われる、もっとも普通のガラスで、最初に作られた古代のガラスもソーダ石灰ガラスと考えられています。二酸化けい素、 酸化ナトリウム(Na2O)、酸化カルシウムCaO)が主成分です。酸化ナトリウムの代わりに酸化カリウム(K2O)が使われることもあり、両方が使わ れることもあります。ソーダというのは、原料として使われる炭酸ナトリウムのことを指す言葉です。


●クリスタルガラス(鉛ガラス)

 

ワイングラスなどの高級食器や装飾品などに使われているガラスで、二酸化けい素、酸化鉛(PbO)が主成分です。最近では酸化鉛の代わりに木炭から抽出した酸化カリウムを入れます。ソーダ石灰ガラスに比べて、屈折率が大きく、カット模様をつけるとキラキラと良く輝きます。


●耐熱ガラス(ほうけい酸ガラス)

 

ほかの二つのガラスに比べて、二酸化けい素の割合が大きく、ほかにほう酸(B2O3)、酸化ナトリウムあるいは酸化カリウム酸化アルミニウム(AI2O3)などを含んでいます。
ほうけい酸ガラスは、化学的な侵蝕や熱衝撃(急な温度の変化)に強く、化学工場の製造プラント、実験用ガラス器具、薬のアンプルや薬びん、大型の照明器具などに使われています。一般家庭でも耐熱用品として使われることがあります。

日本精工硝子株式会社HP www.osg-co.jp/gallery/gallery_list-1239-7285-1.htmlより

ワイングラスを形だけで比較し、検討されているサイトがありますが、ガラスの質も含めて検討するべきであると常々思っていました。うすはりや木村硝子など形状はいいが、味わいが表面的で思った味わいにならない不満がありました。そこから、日本のグラスは否定的でしたが、まあこの際と思い、検討してみました。

そしてワインのボトルは、クリスタルガラスではない、即ち、ソーダ石灰ガラスであろうことから、まあいいかと思いましたが、WACさんのサイトに

「ワインにはクリスタルガラス製のグラスの方が良い」と聞いた事があるかもしれませんが、それにはちゃんとした理由があります。

表面がツルツルしているソーダガラス製品に対し、クリスタルガラス製品の表面はミクロの凸凹が出来る性質を持っているからです。簡単に言うと、クリスタルガラスの表面は、紙をグシャグシャに丸めて、元の状態に伸ばしたような表面になっているのです。

ガラスの表面が凸凹しているので、スワリングをした際、ガラスの表面の凸凹にワインが長く留まり、香りを際立たせ、味をまろやかにする効果があるとのことでした。

ガラスの素材で味が変わる?クリスタルガラスとワインの相性 - 家ワイン

とのことで、形だけのグラスは、無駄な散財にしかならいという教訓をえて、バカラオノロジー・グランブランを買うことにしました。