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   繊細なジュヴレか、82グランドリュ、もう一回飲ませて!

改題 ビオディナミのジレンマ

ビオディナミの矛盾からタイトルを改めました。

 

ワインはアルコールを含みます。
人智学(ビオディナミ人智学に基づく農法)ではアルコールの人への悪影響について20ページほどの紙面を割いて語っています。人智学を学ぶ人はまじめな人が多く、禁欲的で、シュタイナーが否定的なことをいっている場合、対外的にはアルコールを好きだとは言わない(いえない)雰囲気にあります。ですので、ワイン自体、人智学的に微妙な立ち位置にあると言っていいと思います。

そんなワインをビオディナミの考え方でつくるというのは、どういうことなのか?
そこにジレンマを感じるはずです。

 

人智学というのは、神の究極的な視点ではなく、人に必要な視点で霊的な世界を理解する学問です。人智学は3つに分解し説明することを好みます。物質的-私-霊的といったようにです。人智学のスタンスは物質によってもいけないし、霊的なスタンスによってもいけなく、その中間に人は位置しなければならないと考えています。また、この場合の物質的と霊的に該当するのが、ルシファーとアーリマンの悪魔であり、この二つの悪魔のおかげで人は自我を作りだしたと考えています。

人智学において、「悪魔」という悪ではありません。悪魔というのは、進化から逸脱してそこにとどまった天使です。人智学で善悪で世界を割って判断するスタンスに立っていません。

なので、アルコールがいかに悪い影響があったとしても、シュタイナーは禁止しなければならないとまでは(近いことはいっているが)いっていません。またシュタイナーはアルコールのほかにもジャガイモにも厳しく否定的です。

シュタイナーは結構思い込みの強い人で、嫌いなものは徹底的に褒めない(いいところを認めない)ところがあります。また当時の1920年代の人向けに語ったものですので、今の時代に合わないのかもしれません。

ですので、アルコールの影響をえこ贔屓なく捉えなおし、人の健康の側面から切り込むことで、アルコールも何らかの必要性がでてくるのではないかと思っています。★

またその一方で、人智学は人を理解するために、植物や動物を霊的に説明しています。その考え方を応用して、霊性を考慮したワイン造りを提言できるはずです。これがビオディナミとなります。★

この二つの★を紐解くことはシュタイナーの時代では終わっておらず、現代に託されています。なので、まだまだ発展途上であり、もしかすると、ワインというものはやっぱりいらないものであったという結論かもしれませんし、もしかすると、霊的に重要なものであったという結論なのかもしれません。

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