ロブマイヤーブルゴーニュグラスについて
ロブマイヤーブルゴーニュグラスをシャンボルのワインに提供された。
ロブマイヤーブルゴーニュグラスは香りがたまりにくく、このように量が多いと香りがさらにたまらない。グラスについて理解していないソムリエは、グラスの一番深く広がっているところまでワインを注ぐとワインの表面積が大きくなり香りが出てよいということを公言しているが、香りがグラスにたまる必要があるため、その限りではない、また、香りは全てが液面から出るわけではなく、グラス壁面からもあるため、その限りでもない。今回はたまたま一人当たりの量が多くこのような状況になっていたが、気をつけたほうがいい。おっと、ロブの話からそれてしまいました。さてこのグラスがシャンボルに適しているという考えがありますが、適していないとはいわないまでも、最適ではない。おおよそ40~60%ぐらいの引き出しである。
このグラスではボウルの容量が小さく、ボウルの高さに対して口径が広すぎる。
そのため、ほとんど香りが飛んでおり、何をしているのかよく分からなかった。
(06をアンピトで試してみたところ若干ブショネと疑われるグレーな香りが強調され、臭かった。あれはちょっと不穏なワインであり、参考にならない。主催者にはお世話になっているので知らない振りをした。)
このグラスのメリットは、臭いワインでも美味しく飲めるところがあげられる。