ジェラールラフェ2007の区画、そしてリューディロシェ
ジェラールラフェ2007のショップの説明に、
道を挟んでグランクリュに隣接する好立地!
ピノノワール100%(樹齢80年)
父の代から非常に恵まれた畑を所有し、樹齢の古い古木を多く所有しておりますが、多くのワインはネゴシアンに販売しているためドメーヌ元詰めは極僅かとなります。
彼が本拠地を置くモレ。しっかりとしたボディでありながら、エレガントさも兼ね備えています。
とあるので、どこのグランクリュか、どこのリューディがメインか質問してみました。
ショップからインポータに問い合わせされ、インポータからラフェに問い合わせが行きました。その結果、ジュヴレの北側の区画とのことでした。あわせてシャンボールもどこの区画か聞いてみたら、シャンボールはシャンボールだとのこと。
ラフェはワインの味もざっくりしていますが、回答もざっくりしており、人もざっくりしているような気がします。ますます農家のワイン生産者らしく、気に入りました。
先日、ラフェ・ロシェ2010を飲んだのですが、これがまた、一見グランクリュにはみえない、あっさりしたラフェ風のワインでして、しげしげとよく味わってみると、まあ、グランクリュとは思えないよくできた村名のようなワインでした。またこれがロシェかといわれると、ラフェ風のバランスの良いワインのような体裁でした。
ラフェのロシェは、リューディ・クロ・ド・ラ・ロシェのみで作られるワインで、多くあるなかでも3生産者しかいないロシェである。それが、これなのかと、これほど、あっさりし凸凹もなくマッタリした、普通のお酒なのかと。
ロシェであれば流速が早かったり、厳つかったりすることを想像するものですが、見事に裏切ってくれました。なにも力まず、さらっとゆっくり流れるロシェ。確かルソーのロシェもリューディロシェだったように記憶しているのですが(間違っていたらすみません)あれも平凡な尖っていないワインだった。
ああ、こんな平凡なお酒を造るラフェがいい。