ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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testut

2日前に飲んだシャトーTestut・シャブリ・グルヌイユの余韻が覚めない。

グージュのニュイ・サン・ジョルジュを飲んでも、Testutの厚みと複雑さと完成度を思い出し、グージュが玩具のように思えてしまう。こういうものに出会ってしまうと、熟成でしか至れない世界にひれ伏してしまう。

 

人・地域によって定義はまちまちであるが、自分は、10年20年程度の経過では、古酒ではないと思っている。年代だけで見るなら、30年以上経過したものが古酒であると思う。

半年前、某酒屋で店主が「40年前の古酒を飲んだんですけどね。美味しかったですよ。すでに、区画の個性はなかったですが、熟成の妙があって。」と言っていたが、そういうものはダメになったワインであって、区画の個性を保ち完成された味を持つものが健全な古酒である。

 

50年程度たっていて、健全な古酒に今一度お目にかかりたい。

リスクを考えると、

一本2万円 ÷ 酸化等からの生存率30% ÷ 非ブショネ90% =7万円

お安いものであたりを引くのに、7万円程度かかる試算となる。

これが、DRCなど高額ワインになると、単価の高騰と偽造のリスクを乗せる必要がある。一個人では到底無理。

 

古酒こそが真の境地であるような気がする。反省した。