ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

好みのワインについて

これから書くことはワインの優劣ではく、私的な好みについて頭の整理に綴ってみようと思います。それを判断する情報はすべてを見通したものではなく、精々狭いワインの経験に過ぎず、一般化することなどおこがましいと思っています。また、言わせてもらうなら、自分が知っているのは精々30年間程度のヴィンテージをつまみながら知っているのみであり、それより過去はもちろん、未来にわたる時系列も網羅できていない。

 

個人的にはブルゴーニュというとコートドールのコート・ド・ニュイを指しています。あまりボーヌは好みではないようです。ボーヌはニュイに比べ緩く酸の低いワインが多いと思います。これは緯度が低いので当然といえば当然です。ボーヌのピノノワールなどトンと飲んでいないです。唯一のめてアロースからラドワの上部中部でしょうか。先日ブノワライエのノンドゼのシャンパーニュピノノワール90、シャルドネ10を飲んでいたのですが、どうもあまり好きではない。ヴェルズネイのピノノワールも好きではないです。ヴェルズネイは肥沃な粘土の土壌で力強い特徴があります。また粘土特有の苦みがあります。

どうも、ピノとこの粘土の組み合わせが好きではないようなのです。ですので、コルトンの上部の粘土質ではない土壌であれば、ピノが好きなのようなのです。

またジュヴレのシャンベルタン側の丘も上部が結構好きです。味わいは単純ですが、ぬけが良く酸が綺麗です。ここはプレモー石灰岩になります。プレモーといえばニュイサンジョルジュです。そうです。ニュイサンジョルジュも上部はこのシャンベルタン側の丘の上部と同じ個性で、類似の味わいです。

話はボーヌに戻って、であれば、シャルドネならいいのではないかとなるのですが、これもいかがなものでしょうか。個別にみると複雑怪奇な話になりとめどなくなるため、ボーヌのシャルドネとは何か?何を目指すものか?どうあるべきなのか?とラヴァル博士など歴史的に見られていたのかを考えると、それはヒエラルキの頂点であるモンラッシェこそがボーヌを代表するシャルドネなのでしょう。

そう考えると、モンラッシェが好ましいワインなのかが問いなのですが、個人的には重すぎ酸が不足していると感じます。酸が不足しているにもかかわらず、樽が強くきかされているが故に、より酸化しており、よいとは思えません。また樽香も好きではないです。

モンラッシェを頂点とするボーヌそしてシャブリは、アペラシオンの思想=なにを好ましいと考えるかが、自分には合致しません。探せば至れるのでしょうが、まだ巡り合っていません。そういえば、この前飲んだポンソの11年アリゴテは美味しかったです。あれはあまり樽が聞いていなかったように思います。

樽がきいていない白ワインがいいと最近思うようになりました。それは、ジョルジュラヴァルやマルゲを飲んでです。どこにも新樽か否か書いてありませんが、多分違うと思うのです。白に樽香はいらない、繊細であるべきだとますます思うようになってきました。

また、赤も同じく、樽をきかせるのは本来の香りを邪魔するのでやめてほしいと、ポンソやトルショーを飲んで思います。ジャイエの果梗のタンニンは取り除き、人工の樽のタンニンを(新樽を)利かせるというのは、人工的な考えであり、テロワリストではないです。ジャイエは近代の科学者です。そういうワインはいりません。

 

なので、赤白問わず次のようなワインを避けたいです。

・樽が主張している

・粘土とタンニンが絡まり、エグイ。