ヴェルズネイとブジー
ヴェルズネイとブジー
詳細は田中さんのFacebookを参照いただくとして、個人的な感想を。
ブジーはバランスがよく、ワインに下半身があり、酸が低い。実体感があるブジーに対して、ヴェルズネイは実体感がない。
ヴェルズネイのロゼ ジャックルソーは、シャンベルタン的な高級パストゥーグラン感がある。滑らかなテクスチャーでアタックからアフターまで切れることがなく、細く綺麗に流れていく。そこに墨のニアンスが加わり、ひらがなの一筆書きの書のようである。ジャックルソーのロゼは12g/lであるが、そこまで甘さを感じさせないように感じたが、時間が経つごとに甘さが前面に出てべったりした味わいになってしまいやや残念であった。
墨のニアンスはヴェルズネイの上部の森から出てくる土壌が、墨のような土であるとのこと。
ヴェルズネイの土は肥沃でブジーなどに運び込まれたそうで、肥沃な土であるにもかかわらず、北向きのなだらかな斜面で涼しく1日日照量が確保される。
ジャックルソーのワインがこの説明とピッタリ符合するキャラクタであるように思う。
なので、ヴェルズネイの美味しさにノックアウトされました。
なぜ、流される?
フランソワ・ラマルシェは好きで今まで特にショームとグランドリュを購入していたのですが、15年新着があり、購入しようかと見たところ、瞬殺されていました。
あの、いつも売れ残るラマルシェが!です。
ちょっとお店のサイトを見たところ、リアルワインガイドが高く評価したそうで、だまされて?買っちゃたのですね。
なぜ、徳丸さんの評価などを信頼してかうのか気が知れません。飲み頃予想も何をいとしているかよくわからなく根拠を聞いてみたいところです。かれが言っているアペラシオン越えも意味不明ですし、ルーミエミュジニー15年がブルゴーニュの終着点だそうで、土着ワインとしてのブルゴーニュは?シトー派が目指したのもそこなの?ベーズやマランジェの三畳紀の斜面は?ブルゴーニュを単純化していて微妙です。
ラマルシェ15年がいいとしても、全てのワインが売り切れること自体いみがわかりません。だって斜面下部の土壌から上まで、ヴージョからニュイまで売れるのも、好みがあるでしょ!
評価がいいから、とどこがすきかは違うでしょ!点数もいいけど、畑に拘らないならブルゴーニュを好きな意味が・・・・・・・・
結局、徳丸がrwgをだしはじめてから、市場の文化は成熟していないのではないかと思います。
ところで、ジェルマンの08を近所の酒屋で購入しました。最近コートドニュイよりボーヌに興味がやっと湧いてきました。ボーヌは人気がなくていいですね。ほっとします。
ジェルマンは一時期ブームでしたがそれも落ち着いており、いいですね。
コート・ド・ボーヌはこれまで全く飲んでいないので0からのお勉強です。ボーヌのピノ・ノワール、ショレ、マランジェの三畳紀をもっと理解しないといけないです。
本でマランジェを読んだのですがワイン大全もアトラステロワールも上っ面で、田中さんのセミナーほど分かりません。ボーヌ難しそうだとおもいます。
マランジェの会
Marangesの会
マランジェはコートドール南端のアペラシオンである。1980年代に作られたアペラシオンでラヴァルはこの区画を評価しておらず、アペラシオンでは1級・村名・広域が定義されている。特級はない。
マランジェは飲んだ記憶がなく、ブルゴーニュ大全やテロワールアトラスにはコートドニュイに似ていると書かれている。濃くて飲むには数年待つ必要があるとのこと。
だが、土壌の個性、ラヴァルの評価の背景にあるフランスの思想など紐解きつつ、どう受け止めるか?
マランジェはジュラ紀の中期から前期、そのまえのTriasまであり、コートドールでも珍しい土壌となっている。土壌があたらしければ味わいは若々しく派手な香りと味わいにになり、古くなれば派手さすなわち張り詰めた果実感や高い香りは無くなるものの見返りとして複雑さが高くなる傾向にある。
必然マランジェには複雑さが期待でき、粘土質土壌の魚卵岩であるTriasの区画においては抜けるような爽やかさではなく、粘性と複雑さを期待することになる。
また、ニュイと比べて南にもかかわらず気温が低いそうで、必然と収穫が遅くなる=より複雑になる。
1.
2016 Maranges Le Saugeot / Edmond Monnot
2016 マランジェ ル・ソージョ/ エドモン・モノ
村名格。
Trias土壌(粘土・魚卵岩・黒)で380から320mにかけて南向きの斜面にある区画。
マランジェのTriasには、このル・ソージョの斜面と平地の区画がある。どちらも村名格となる。
ル・ソージョは、
香りは上らず、大人しい。
味わいは一口では表現できないものである。老成した龍のようである。
恐れ多くも表現するならば、口一杯にボリュームがあり、飲み込んだ後も味わいが留まり続ける。にもかかわらず、タンニンは優しく角がなく、気持ちがいい。タンニンも量が多くない。口に含んだ後レーズン・アーシー・シナモンなど感じられる。
16年であるにもかからず、果実を感じさせず、まるで若いが熟成したようでもある。
面白いのは
・斜面にもかかわらず、平地のようなキャラクタで、香りがのぼらず、重心がひくい。
・力強さとは裏腹に、タンニンが優しい。これは現代的な醸造による賜物で、抽出を減らしている効果
・樽熟期間は短い。
・農薬を使っている。にも関わらず伸びが素晴らしい。フラットにならない。
個人的にはワインに果実はいらないと考えている人なので、とても好みである。
2.
2015 Maranges Le Bas des Loyeres Blanc / Marc Bouthenet
2015 マランジェ ル・バ・デ・ロワイエール / マルク・ブーテネ
これもTras。
ただ、1のル・ソージョとはことなり、平地である。
平地であっても1と同じキャラクタが伺え、重量感がある。
シャンパーニュにおけるアイの横のキュミエールのボディを思い出させる。
これも好み。
3.
2015 Santenay 1er Cru Beauregard / Battault
2015 サントネイ 1級 ボールガール / バトー
4以下は、同じ生産者で、生産者コンタ・グランジェは、芸術家で、サボワ出身とのこと。ブルゴーニュのキャラクタではなく、個人的には受け入れられない。何がいいか全くわからない。
どれもTriasではく、ビオであるとのことであるが、1、2に感じた充実感がない。
土壌>斜面・生産者と、優先されるということであるようである。
4.
2015 Maranges Blanc / Contat-Grange
2015 マランジェ 白 / コンタ・グランジェ
5.
2015 Maranges / Contat-Grange
2015 マランジェ/ コンタ・グランジェ
6.
2015 Maranges 1er Cru Le Clos des Loyeres / Contat-Grange
2015 マランジェ1級ル・クロ・デ・ロワイエール/ コンタ・グランジェ
7.
2015 Maranges 1er Cru La Fussiere / Contat-Grange
2015 マランジェ1級ラ・フシエール/ コンタ・グランジェ
8.
2015 Maranges 1er Cru Les Cols Roussots / Contat-Grange
2015 マランジェ1級レ・クロ・ルソー/ コンタ・グランジェ
ペルナンヴェルジュレスの会を邂逅する
ペルナンヴェルジュレス
ペルナンヴェルジュレスをイメージはできているつもりであったものの、西側斜面、中央部、コルトン側での違いを確認したかった。
西部斜面のアンカラドゥー2015年は石灰岩土壌で粘土質な土壌が少なく、故にボディが欠如していた。タンニンが未成熟であり、講師や他の方にはエレガントでないという評価がくだされていたが、タンニンの未熟なところを除けば、コトーシャンプノワに似ており、実態感がなく消えそうなスタイルはエレガントである。
こういうワインは、タンニンさえ上手く処理すればいいはずなので、
・抽出を優しくする
・タンニンを完熟させる
・徐梗する
・ロゼにする
など工夫の余地がある。
ワイン自体に芯もないため、ロゼのスパークリングにすればいいと思う。
決して偉大なワインにはならないものの、コートドールでも唯一無二のキャラクターを備えることができていいと思う。
アンカラドゥーの白においては、新世界的な味わいで、引っかかるところがなく、とらえどころがない、どこか目立つ個性もない、不定形な味わいになっている。
目立つ個性がない分、長々と飲んでいても飽きがこず、都度あたらしい発見がある。また14年の白と比べると、補糖を不要としたぶどう由来の素朴なアルコール感も好感がもてる。
一言で言えば非常に素朴なお酒である。
常々、ワインは素朴であってほしいと願っている身としては、アンカラドゥー2015の白は最上である。
このことから思うに、ブルゴーニュにおいて、石灰岩斜面ではピノノワールかシャルドネかと、補糖についてもう一度考えてみたい。
石灰岩斜面ではピノノワールかシャルドネかという議論においては、かのラヴァル博士が提唱した粘土はシャルドネ説を持ち出されるが、アンカラドゥーを取ってみると、シャルドネの方が単純に美味い。ピノ・ノワールはタンニンの問題があり、難しい。
では単純にシャルドネが美味いから、ピノ・ノワールがダメかというと、シャルドネは新世界っぽく、この地を表現しきれていない。
やはり、ピノ・ノワールはシャルドネ以上にその土地を反映する品種であるように思う。ピノ・ノワールにすべきかシャルドネにするべきかは、その土壌を前面に出す価値があるか否かの主観に委ねられる。
ワインをその地を表すもので、美味かろうがまずかろうがそれは二の次であり、土地を理解するためのものであるととらえるのであれば、この地ではピノ・ノワールを植えるべきであると考えた方がいい。
美味さを主眼に置くのであれば、ピノ・ノワール単一ではなく、色々な品種でカバーし、ブレンドすべきなのであろう。もしくは、単純にシャルドネにしてしまうというのも手である。
ピノ・ノワールは、優れた土地であれば、石灰岩土壌であれ、粘土質土壌であれ、どちらでも素晴らしいワインを作り出す。シャルドネはテロワールを隠しどちらでもそこそこのワインを作り出すことができる。
そういうことではないだろうか?
また2番目の補糖の有無なのだが、ほんとうにそうなのだろうか?
ちょっと疑問である。
14年の補糖感、15年の伸びやかさはひていしない。その通りだと思う。ただ、それが、本当に補糖だけなのだろうか?
というのもシャンパーニュを思い返してみると、二次発酵の際にテラージュとしてショ糖をいれているではないか。であれば、シャンパーニュは皆、砂糖由来のアルコール臭く、飲めないものになっているのではないか?
違いはなんなのかというと、瓶熟期間の長さなのではないか?ショ糖由来のアルコール感も瓶熟で飛ぶのではないのか、そんなことを思ったりする。
しかしながら、この前のんだデュジャック94クロサンドニや10年?ロマネサンヴィヴァン
など醸造アルコール感があった。熟成してもだめなのかな・・・。
なお、今飲んでいる14年のRシヴィヨン・ニュイサンジョルジュ・1erペリエールなど、醸造アルコール感が半端ない。ヤバイ。
ペルナンヴェルジュレスの会を邂逅する
ペルナンヴェルジュレス
ペルナンヴェルジュレスをイメージはできているつもりであったものの、西側斜面、中央部、コルトン側での違いを確認したかった。
西部斜面のアンカラドゥー2015年は石灰岩土壌で粘土質な土壌が少なく、故にボディが欠如していた。タンニンが未成熟であり、講師や他の方にはエレガントでないという評価がくだされていたが、タンニンの未熟なところを除けば、コトーシャンプノワに似ており、実態感がなく消えそうなスタイルはエレガントである。
こういうワインは、タンニンさえ上手く処理すればいいはずなので、
・抽出を優しくする
・タンニンを完熟させる
・徐梗する
・ロゼにする
など工夫の余地がある。
ワイン自体に芯もないため、ロゼのスパークリングにすればいいと思う。
決して偉大なワインにはならないものの、コートドールでも唯一無二のキャラクターを備えることができていいと思う。
アンカラドゥーの白においては、新世界的な味わいで、引っかかるところがなく、とらえどころがない、どこか目立つ個性もない、不定形な味わいになっている。
目立つ個性がない分、長々と飲んでいても飽きがこず、都度あたらしい発見がある。また14年の白と比べると、補糖を不要としたぶどう由来の素朴なアルコール感も好感がもてる。
一言で言えば非常に素朴なお酒である。
常々、ワインは素朴であってほしいと願っている身としては、アンカラドゥー2015の白は最上である。
このことから思うに、ブルゴーニュにおいて、石灰岩斜面ではピノノワールかシャルドネかと、補糖についてもう一度考えてみたい。
石灰岩斜面ではピノノワールかシャルドネかという議論においては、かのラヴァル博士が提唱した粘土はシャルドネ説を持ち出されるが、アンカラドゥーを取ってみると、シャルドネの方が単純に美味い。ピノ・ノワールはタンニンの問題があり、難しい。
では単純にシャルドネが美味いから、ピノ・ノワールがダメかというと、シャルドネは新世界っぽく、この地を表現しきれていない。
やはり、ピノ・ノワールはシャルドネ以上にその土地を反映する品種であるように思う。ピノ・ノワールにすべきかシャルドネにするべきかは、その土壌を前面に出す価値があるか否かの主観に委ねられる。
ワインをその地を表すもので、美味かろうがまずかろうがそれは二の次であり、土地を理解するためのものであるととらえるのであれば、この地ではピノ・ノワールを植えるべきであると考えた方がいい。
美味さを主眼に置くのであれば、ピノ・ノワール単一ではなく、色々な品種でカバーし、ブレンドすべきなのであろう。もしくは、単純にシャルドネにしてしまうというのも手である。
ピノ・ノワールは、優れた土地であれば、石灰岩土壌であれ、粘土質土壌であれ、どちらでも素晴らしいワインを作り出す。シャルドネはテロワールを隠しどちらでもそこそこのワインを作り出すことができる。
そういうことではないだろうか?
また2番目の補糖の有無なのだが、ほんとうにそうなのだろうか?
ちょっと疑問である。
14年の補糖感、15年の伸びやかさはひていしない。その通りだと思う。ただ、それが、本当に補糖だけなのだろうか?
というのもシャンパーニュを思い返してみると、二次発酵の際にテラージュとしてショ糖をいれているではないか。であれば、シャンパーニュは皆、砂糖由来のアルコール臭く、飲めないものになっているのではないか?
違いはなんなのかというと、瓶熟期間の長さなのではないか?ショ糖由来のアルコール感も瓶熟で飛ぶのではないのか、そんなことを思ったりする。
しかしながら、この前のんだデュジャック94クロサンドニや10年?ロマネサンヴィヴァン
など醸造アルコール感があった。熟成してもだめなのかな・・・。
なお、今飲んでいる14年のRシヴィヨン・ニュイサンジョルジュ・1erペリエールなど、醸造アルコール感が半端ない。ヤバイ。
Domaine Du Chateau De Choret
2010 Bourgogne Chateau Germain Domaine Du Chateau De Choret
1年ぶりに抜栓しました。
約1年前(だったと思うのですが)は荒いタンニンが目立ち面白くなかったのですが、このボトルにおいては、タンニンがこなれてきておりとてもチャーミングになっております。
タンニンが消えると堆積粘土の土壌がストレートに表現されており、石灰岩土壌の気質の激しい・険しい味わいとは対極的に、優しく引っかからない味わいになっています。
昨年の86ボーヌを飲んだあたりから、粘土質土壌でタンニンを優しくしたものが気に入っています。しばらくはこの辺りを楽しみたいです。
ところで、前回に飲んだショレからこんな仕上がりに化けるとは、正直なところ想定外でした。まだまだだなと、思いました。残るショレを後何年後かに飲み行く末を見届けたいと思います。
キャトルフィーユ ブラインドの会
2017/12/29
場所:キャトル・フイユ
1. Diadems Champagne Dosage Zero Brut
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。シャンパーニュ南部モングー村。
味わいに芯はなく、しかしながら、深み、奥行きがある。
シャルドネの厳しさ、そして芯の堅さを感じさせなかったため、ブランドノワールかと思った。
素朴にしてちゃんとしたぶどうの果実からつくられていることに感心した。
2. Diadems Champagne Cuvée Rosee Brut
最初は古酒かと思ったが、ロゼであった。
単体で飲むにはクセがあり楽しくないものの、塩加減が強くコクのある食べ物と相性がよく、なかなか面白い。
1のものは透明で単体で楽しむことを想定したワインで、こちらは食事を前提にしたシャンパーニュであった。
造りやブドウの質も高く、侮れない。
3.2014年 ジャンシャルトロン ピュリニーモンラッシェ クロ.デュ.カイユレ
前回田中さんのセミナーにて、2015年の補糖を必要としないビンテージと補糖を必要とした14年の違いを比べた時には14年の日本酒くさいアルコール感が顕著に感じられました。それが補糖によるアルコール発酵とブドウ由来の自然なアルコール発酵の違いであるということで、いったん、気付いてしまうと、14年の白のヤバさに耐えれなくなりました。
このシャルトロン14年についても日本酒感は多々あり厳しいと感じました。補糖によるアルコール感はリリース直後のみなのでしょうか?その点も気になるところです。
日が当たらないヴィンテージを今後も買うべきなのか、悩みます。
4.2001年 バタールモンラッシェ 生産者不明
酸化が進んでおり、80年代かと思いました。
力強さはなく、上顎に吸収されるような個性で、下方に力強く根をはる構造ではありませんでした。ミンティ、 レモン、そんな個性が強調されていました。
ブラインドだったので、思い浮かんだ選択肢は
・粘土で標高が高い場所
でした。
該当するのはムルソーぺリエールでしたが、どうも香りの方向性が違い、ピュリニーを思わせるため、再考しました。
・クリオバタール
が浮かんだのですが、酸化傾向の味を曲解しコルトンシャルルマーニュものこしていました。出題者に区画は広いか聞いたところ、広いとのこと。とすると、クリオバタールはなく、???。コルトンも香りの方向性から違う。
香りから絞りなおすとピュリニー。
味の構造から標高が高いはず。
その上で区画が広いのであれば、フォラティエールしかない。
フォラティエールで、樽香が前面に出ないこの作りからすると、シャルトロンかと思いました。
そもそもにして、標高の高さを見誤ったことが失敗。
バタールであってもこういったものがあるということは今後気にしないとけないということがわかりました。ピュリニーモンラッシェは標高が低いからといって、低さを感じさせないケースがあり、このバタールにおいてもありえるということが発見でした。
5.2013年ドメーヌ・ポワゾ ロマネ・サンヴィヴァン
これが、まったく、標高の低さを感じさせない、むしろ300m以上の標高に感じさせる冷たさ。サンヴィヴァンの概念自体を覆す、問題作。
こんな駄作ワインをよくも作ったなと。
これが駄作中の駄作であると思わせるのは、全くブドウが完熟していない/日が当たっていないと感じるところにある。当然ながら超一流のロマネコンティの下にあるわけで日が当たらないはずはない。13年であるから日照量がすくないとしても、ちょっとそれだけでは説明がつかないので、早摘み+補糖が想像されます。
あとトラペ・2007年シャンベルタンとデュジャック1994年クロサンドニがあるのですが、以下省略。
なぜ男がワインにはまるか
高級ワイン会になると男率が上がる。経験上2万円が一つのボーダーラインの気がする。高級ワインを飲むことがイコールワインにはまっていることの例外事例は多々あげられるものの、ワインにお金を多く投資するというのは、ワインに価値を認めているといえる。
例えばこまごまと、ねっちこく、ブルゴーニュを追うのは男が多い。
広く浅く、美味しければいいというのは女性に多い。
なぜなのだろうか?
武田さんいわく、人間の女性には性欲があり、男性は女性によって誘導させれる誘導型性欲で、誘導する人間の女性には誘導するための「美」があり、男性はそれを得るために、リソースを提供するそうである。ひと昔いわれた3高はそのストレートな表現といえる。
人間の女性は美を備えることに一生懸命である。
人間の男性は美を追うことに一生懸命である。
ワインとは美であり、美を追うものは人間の男性性といえる。
人間の女性は美を追わない。
なので、女性がワインを好きであっても、それは美を追うことが目的ではなく、美容にいいとか、それがステータスであるとか、社交の場であるとか、美味しく食べるための一つの手段であるとか、そういったスタンスとなる。
それはワインの美を追い求めるのではない。美は自信が備えるものであり、追うものではないためである。
なので、女性はワインを追わないのではないだろうかと思う。
結婚した男性がワインにはまるのも分かる。
公的に別の女性を追い求めるわけにはいかない。
昔からワインを女性に例えることがされているが、それは正しい。
Good
1964 Besserat de Belfon Reserve ×
酸化している。シャンパーニュにはよくある内容。
1940 P.A.Andre Nuits-St.-Georges★★★★★
最初は土臭く籠った香りで味わいも微妙であったが、10分ほどして霧が晴れたようにチャーミングな赤果実の飲み物に変身。すでに殆どタンニンは消えている。全く傷一つなく最高のコンディション。清楚であり処女性を感じさせる。
こういうワインは、少量口に含むと、淡く切ない気持ちにさせられます。
1982 Moillard-Grivot Charmes-Chambertin★★★
まだしっかりしたタンニンを感じさせ、20分程度しタンニンがほどけました。さらに時間を置くと獣臭がでてきます。なかなかよいです。
その他2品ありますが、ま、上の二つがよく、省略。
ありがとうございました。