ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

コルクに入り込んだカビ

本日、いくつか蝋封しました。
その中で、コルクにカビが入っているボトルを発見しました。

ひとつが、1973クロドベーズ クレールダユ

もうひとつが1985クロドヴージョ・ロベールアルヌー



それぞれ、購入した店舗に、クレームではないとあらかじめ断った上で
リスクを聞きました。
前者についてはMさん(信頼と実績がある酒屋さん)で、
特に問題ないのでは?カビが入らないように気をつけてくださいと
いった旨の回答を頂きました。
ここで非を認めてしまうと、あとあと責任をとる必要が発生するため
まあ、一般的な対応です。
ただ、当方としては、本音を聞きたかったことが本心なので、
目的を達成できなかったと思いました。


後者についてはLさん(インポータ兼小売)で、なんと、腹を割って
話してくれました。ラターシュさんの分析によると、液漏れした
ワインがコルク上部に付着し、黒かびとなり、コルクとボトルの
隙間から進入した可能性があるといわれました。ただ、コルクの
下部はしっかりとボトルを守っているため、すぐ飲む分には問題が
ないであろうと言われました。

そして驚きなのが、もともと、
「もし、明らかに駄目な物がありましたら連絡ください。対処します。
 世の中に落札後の品物に対処するワイン・オークションは絶対にない。
 しかもノー・フィ(手数料無)のセリで!」
といわれていたのですが、このワインについて、
「ワインの味次第ではクレジットを考えます。」
とまで言っていただけました。凄すぎます。

どれほどコンディションに気を使って輸入しても、特に古酒の場合
購入元で何らかのトラブルがある可能性があります。むしろ、‥。

すごいです。Lさん。Lさんはオールエアですし、もう浮気はできない
な・・と思いました。


ということで、檻が静まった一ヵ月後にこのクロヴジョをあけてみる
ことにしました。